MUSE、ビデオ・クリップの制作をお笑い芸人鉄拳に依頼！最新ミュージック・ビデオ「Follow Me」を本日公開！

MUSE

去る10/31、YouTubeで300万回再生を記録した鉄拳のパラパラアニメ代表作、「振り子」が、イギリスのロック・バンド、MUSEの「Exogenesis: Symphony Part 3 (Redemption)」の公認ビデオ・クリップとして世界配信された。そして、iTunes Store“トップ・ミュージック・ビデオ”ランキング1位を獲得したMUSE公認ビデオ・クリップである鉄拳の「振り子」に続き、MUSEの最新シングル「Follow Me」のビデオ・クリップを鉄拳が新たに描き下ろし、パラパラアニメ最新作として、本日公開！

MUSEは10/3に発売となったニュー・アルバム、『The 2nd Law』が全英NO.1、全米NO.2、ここ日本でも洋楽チャートNO.1をはじめ、世界23カ国でNO.1 を獲得し、ロンドン・オリンピックの公式テーマ・ソングを担当するほどの人気、実力を兼ね備えた世界的ロック・スターである。さらに、第55回グラミー賞（2013年2月受賞式）でも、シングル「Madness」が“最優秀ロック・ソング”、最新作『The 2nd Law』が“最優秀ロック・アルバム”と、2部門にノミネーションされている。

鉄拳の「振り子」はもともとテレビ番組のために作った作品に、鉄拳の選曲でMUSEの楽曲を使用したものだったが、作品の評判がMUSE本人たちの耳に届き、正式なビデオ・クリップに採用されたもの。イギリスの大物ロック・バンドのMUSEが、日本のお笑い芸人の鉄拳の作品を正式ビデオ・クリップに採用、というニュースは、大きな話題となり、ダウンロード配信したiTunes Storeでは、たちまち“トップ・ミュージック・ビデオ・チャート”で1位を獲得するという快挙を成し遂げた。

なお、MUSEはこのビデオ配信に関する収益を、東日本大震災の復興支援に寄付することを発表し、鉄拳が描いた3分あまりの映像作品が、まわりまわって日本を元気つける力になり、鉄拳とMUSEによるこのプロジェクトは、一つの終息を迎えた。だが、MUSEの所属するレコード会社は「振り子」を「Exogenesis: Symphony Part 3 (Redemption)」のビデオ・クリップにする、というオファーと同時に、最新アルバム『The 2nd Law』のためのビデオ・クリップ制作も、鉄拳に依頼していたのだ。

曲はこのアルバムからのセカンド・シングルである「Follow Me」が選ばれ、MUSEのヴォーカリスト、Matthew Bellamyが初めて出来た自分の子供への愛を歌った作品である。イントロにサンプリングで使用されている心音は、実際に子宮内にいる自分の子供の心拍音を録音したものだという。

鉄拳に科せられたのは、そんなごくパーソナルなテーマの曲に、映像を加えるという、非常に難しい作業だった。ただ歌詞を具象化するのではなく、アーティスト鉄拳として、曲を感じ、曲に入り込み、世界観は維持しつつも、曲に鉄拳独自の命を与える作品にしなければならなかった。

制作期間には約1ヶ月を要し、何度も書き直しながら、道を探した。その原画の枚数は1440枚を数え、鉄拳の作品のなかでもかつてない分量となった。
そうして完成した作品は、難産であったが、重厚なテーマが内在する、今までの鉄拳の作品から、さらにアートとして昇華した作品に仕上がっている。

なお、今回のミュージック・ビデオについて、鉄拳は以下のようにコメントしている。

“こんにちは鉄拳です。僕の作ったパラパラアニメの振り子がMUSEの公式ビデオ・クリップに採用されて話題になり、とても嬉しかったですが、またまた調子に乗ってパラパラアニメを作ってしまいました。今回は新作『The 2nd Law』に入っている「Follow Me」という曲でパラパラアニメを作りました！曲の中に赤ちゃんの鼓動が使われているので、男女の出会いや運命を導く赤ちゃんをテーマに考えました。登場人物や背景の電車やポストや町並みなんかはMUSEの出身地イギリスの風景などを勉強して描きました。以上鉄拳でした。”

MUSE - Follow Me (鉄拳 Version) Official