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LIVE REPORT

HAGANE

2025.12.25 @Zepp Shinjuku (TOKYO)

Writer : 杉江 由紀 Photographer:Takashi Konuma

聖夜に叶った彼女たちの夢。それはきっと夢で終わるもの等ではなく、この先の未来へと繋がっていく希望へと今宵その形を変えていくことになったのだと思う。

"時は遡ること1年前。我々HAGANEはまさにこのツアー・ファイナルの場所について会議をしていたんですよ。12月と言えばいろいろなイベントもありますし、今日はクリスマスでもありますけど。私はどうしても、このZepp Shinjuku (TOKYO)でやりたかったんです。だから、そのことを会議のときに初めて大声で提案したんですが、本当にあのとき勇気をもって発言して良かったと思います。1年前の自分に「よくやった」と言いたいです。皆さん、ソールド・アウト本当にありがとうございます!"(JUNNA)

ヴォーカリスト 凪希とドラマー JUNNAを迎えた現体制となってから初のフル・アルバム『TOP OF THE TOWER』を2025年春に発表し、その後5月から続いてきた"HAGANE Full Album Release Tour「TOP OF THE TOWER」"の最終公演は、JUNNAが前述した通りに"剣士"(※HAGANEファンの名称)等が大挙して詰め掛けた中で開催されるに至った。

"2023年のクリスマスは凪希ちゃんと出会ってはいたけど、まだメンバーとしては私とSakuraちゃんだけで、「来年のクリスマス頃はライヴをやっていたいね」って話していたんですよ。そして、2024年は12日に今の4人で下北沢シャングリラでライヴをして、クリスマス当日は生配信をしてたんです。で、今年はこうして1000人以上の「剣士」たちとライヴがやれているわけですから。なんて幸せなことでしょう!"(Sayaka)

"Sayakaちゃんとその話をしてたときは......もうなんか谷の底にいた感じだったもんね。今日のステージから見えるのは、あの頃には想像もできなかった景色です。ほんとに嬉しいですし、改めてプロとしての意識を高めていかなきゃと感じてます"(Sakura)

確かな技術と魂のこもった音を奏でるギター・ヒロイン Sakura。頼もしい姉御肌なところが安定感のあるプレイにもよく出ているベーシスト Sayaka。可憐な見た目とは裏腹にエグい程圧倒的なパフォーマンスを展開するドラマー JUNNA。そして、もともとはメタル経験どころかバンド経験自体もなかったというのに、今やHAGANEのフロントに立ち貫録たっぷりな歌で"剣士"たちを魅了する突然変異型の鋼鉄ディーヴァ 凪希。

アルバム『TOP OF THE TOWER』自体の内容も第3期HAGANEが黄金期に突入したことを告げる仕上がりになっていたものの、今宵のZepp Shinjuku (TOKYO)にて繰り広げられた堂々たるステージングからは、いかに彼女たちが健気な努力を絶え間なく積み重ねてきたのか、という背景までが伺えるものになっていた。中でも、凪希の高らかにして伸びやかなアカペラから始まった「Not Lose」は"歩んできた道が例えどれだけ違おうとも僕らは出会う運命(さだめ)だった"という歌詞もあいまって、4人の発する音はどれも凄絶な程の説得力に満ちていたと言っていい。

"さっきインストゥルメンタルの「Over the fate」でステージ袖から演奏しているメンバーの真剣な表情を見て、ほんとにこの人たちに出会えて良かったなと改めて思いました......(泣)。1年半前に私をあたたかく迎え入れてくださった「剣士」の皆さんに、私はこのメンバーたちと音楽でもっと感謝の気持ちを届けていきたいです!"(凪希)

"剣士"たちによるシンガロングが場内に溢れ返ったWアンコールでの「Life goes on!」の歌詞にある通り、HAGANEはさらに"Let's Go!未来の前に"進んでいく。

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