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INTERVIEW

HER NAME IN BLOOD

2018.04.04UPDATE

2018年04月号掲載

HER NAME IN BLOOD

メンバー:IKEPY(Vo) DAIKI(Gt) TJ(Gt) MAKOTO(Ba) MAKI(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

通算4枚目のアルバムで、バンドも11周年目に入るにあたって、今までやってこなかったことをやってみようと思った


-また、もうひとりの海外エンジニア、Zakk Cerviniさんはアレンジでもクレジットされていますが、今作でどういう役割をしてくれたんですか。

MAKOTO:今回はHNIBにとって通算4枚目のアルバムで、バンドも11周年目に入るにあたって、今までやってこなかったことをやってみようと思ったんですよね。僕たちはこれまでずっとセルフ・プロデュースでやっていたんですけど、第三者的な目線で、自分たちの曲を違ったアプローチで見てくれる人がいたらどうなんだろうということで、一緒に何曲か仕事をしてみたんです。特に「POWER」は、最初はもう少し複雑なアプローチをしていたんです。Zakkは手掛けているバンドがどシンプル、どキャッチーなバンドが多くて、バリバリの西海岸の人なので。どういうアプローチでくるのかなと思ったら、おぉ! という感じで。サビのアプローチももともとは全然違ったんですけど。

TJ:リズムの乗せ方とかね。

MAKOTO:そういうところで、自分たちとしても得るものがあったなと思います。

-聴かせどころがはっきりしていますね。ちなみにZakkさんを選んだのは、何が大きかったんですか。

MAKOTO:所属レーベルからの紹介もあったりして、僕もBLINK-182のアルバム『California』での彼の仕事がすごくいいなと思っていたということもあったので。

TJ:あとはもともと、ZakkがHNIBのことを気に入ってくれていたんです。向こうから、やりたいというオファーがあったんですよね。

MAKOTO:うちの全作品を聴いて、やりたいって言ってくれていたんです。自分たちのクセであるとか、セオリーを覚えたうえで臨んでくれたらしく。

TJ:そこは嬉しかったですね。

-Zakkさんの手掛けた曲で印象的なのは、「IDENTICAL」のようなミディアムで重厚なバラード曲もそうですが、分厚いシンガロングが際立つ「KINGSLAVE」もかなり新鮮だったんですよね。

MAKOTO:MAKIが加入前の一昨年、長い海外ツアー(2016年11~12月に開催された"Eskimo Callboy European Tour 2016"にスペシャル・ゲストとして参加)を回ったんです。自分たちがメインとなったツアーではなかったので、当然日本に比べたら環境もそんなに良くない状況で1ヶ月やってみて。そういうところでは、シンプルな曲が生きてくるんですよね。音が悪いような場所でも、あの曲のあの部分みたいな感じで、強く耳に残るというか。今回の楽曲は、そういうシンプルなフックが散りばめられていると思っていて。「KINGSLAVE」は、"あのシンガロングの曲"っていうところで耳に残ると思いますね。

-それでいて、ギターとビートの絡みはソリッドでかなり面白い曲でもある。

MAKOTO:これ最初の仮タイトルが"ダビッドソン"だったよね。バイクのHARLEY-DAVIDSONっぽい(笑)。

DAIKI:革パンぱつぱつ系のイメージで。

TJ:初めてカウベルとか入れた曲でね。

DAIKI:原型はMAKOTOが持ってきたものだったんですけど、そこに僕がLAメタルとかの要素を入れたんですよね。LAメタル、すごく好きなんですよ。なので、この曲は振り切っちゃおうと思って、MAKIにカウベルを買わせて(笑)。

MAKI:買いましたね(笑)、今回初めて。

MAKOTO:歌詞も結構筋トレ感がある感じじゃない。"KINGSLAVE=奴隷の王様"で、歌詞の内容としてもドMだなと思ったけどね(笑)。限界を打ち破る力っていうのを歌ってる。そういうところで、これはドMのパワーみたいな。

IKEPY:そうだね。パーティー感のあるLAメタルっぽい曲だから、合っていていいんじゃないかな。

-ギターがユニゾンするところなど、LAメタルや80年代のメタル感がかなり散りばめられていますよね。そのあたりをここまで出しているバンドって、実はそんなにいないんですよね。

DAIKI:今回は包み隠さずに出しましたね。みんな、ほんとは好きなんだけど、避けがちじゃないですか。

MAKOTO:恥ずかしくなるんだろうね。

DAIKI:でもその恥ずかしいのをどんどんやっていきたいなと。

TJ:どんどん恥ずかしくなろう!

-いや、いかにカッコ良く聴かせるかというのをやっているんじゃないですか(笑)。

MAKOTO:そこを堂々とできるのが、自分たちの強みだと思ってます。

-MAKIさんもこのあたりの音楽性は共通しているんですか。

MAKI:そうですね。僕も年齢のわりには古臭いスラッシュ・メタルの出身なので。そういうところも要素を盛り込めたかなと思いますね。