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INTERVIEW

THOUSAND EYES

2018.02.15UPDATE

2018年02月号掲載

THOUSAND EYES

メンバー:DOUGEN(Vo) KOUTA(Gt)

インタビュアー:米沢 彰

今回はスピード・ナンバーよりもミドル・ナンバーの方が、今までと違ったところもあって、特に聴いてほしいですね


-なるほど。個人的には、落差の大きさも含めてTrack.10「Rampage Tyrant」のアプローチや、Track.4「Lost Forever」の透明感と憂いのあるイントロのテンション、Track.6「Death Illusion」の疾走感と手数の多さなど、"おぉっ"と思ってしまうポイントが本当に多い印象なのですが、作り手側から、ここを特に推したいという曲やパートがあればうかがえますでしょうか?

DOUGEN:僕は、圧倒的にTrack.4、5なんですよ。今出してもらった「Lost Forever」と、その次の「Cold Blood」っていう曲なんですけど。ミドル・テンポで、スピード重視でもなく、だけどカッコいいっていう。ある意味、この歳になったからこそできる曲ということもあるし。個人のヴォーカル的なところでいうと、今回はスピード・ナンバーよりもミドル・ナンバーの方が、今までと違ったところもあって、特に聴いてほしいですね。

KOUTA:僕の場合は、全曲全箇所、緻密にこだわって作ってるので、たぶん1曲1曲語ってると夜が明けちゃうくらいなんですけど(笑)。でも、ちょっとわかりやすい感じで言うと、今までストリングスを当ててたところに、もちろん今回もストリングスは薄く入ってるんですけど、例えばTrack.4、5、8(「Astral Skies」)とかは、ストリングスの代わりにアコギをストロークとかで当ててて。その当て方も、ちょっと薄めに当ててるんですよね。何回か聴いたときに、"あれ? これってもしかしてアコギ入ってんじゃないか?"くらいの。聴き込んでいくと、そういう新しい発見があるような、そういう作り方をしてるので、そういう意味で全部の箇所を細かく聴いてほしいっていう。あとは、ここを聴いてほしいっていうのとは違うんですが、Track.4「Lost Forever」とかは、最初はもうちょっと長かったんですよ。曲の流れも、A→B→A→B→サビ、みたいな。ひとつ目のサビが出てくるのにまずは時間がかかって、それでまた2番がA→B→サビっていう流れだったんですけど、それを取っ払って、A→サビ、みたいな感じでかなりコンパクトにしたっていうのが、今までやってなかったパターンで。自分にとっても冒険というか、今までなかったアレンジのパターンに挑戦できました。それから、Track.9「Dread My Brain」の、後半速くなるみたいなパターンも、いつかどこかでやりたいなと思いつつ、なかなか今までイメージどおりにできることがなかったんですが、今回は入れることができました。

-なるほど。

KOUTA:あと、一番こだわってるのは、アルバムの終わり方ですね! グニグニした感じのリフで終わって、最後はDOUGENのスクリームと共にリフが消えていって、"明日への希望が、あるのかないのかわからない"というか、太陽が沈んでしまうような、その終わり方で、アルバムをもう1回リピートして聴いたときに「Dawn Of Despair」、絶望の夜明けのまた始まりに繋がっていくんですよね。なので、ぜひリピートして聴いてほしいですね!

-1周したかわからないアルバムって、最近多いなと思っていて。でも今作は、"あ、1曲目に戻った!"ってわかるアルバムですよね。取材するために、毎回リピートで聴くんですけど、1週したのわからないアルバムって実は厄介で(笑)。

DOUGEN:"これ、何曲目だ?"ってなる(笑)。

-そうなんです(笑)。このアルバムは、タイトルどおりの夜明け感とかがきちんとあって。

KOUTA:ありがとうございます!

-そして、今作から自らのレーベル"BLOODY EMPIRE"を立ち上げてのリリースとなりますね。レーベルを今回立ち上げたのはどういった経緯だったのでしょうか?

KOUTA:そんなに深い意味はないんですけど(笑)。やりたいことをやりやすい環境に持っていったっていう感じですね。最近はちょっと変わりつつありますけど、どこどこのレーベルから出たらこういうサウンドなのかな、とかってイメージがあるじゃないですか。なので、今回新たな"BLOODY EMPIRE"というレーベルで、THOUSAND EYESらしさをガツンと打ち出せるんじゃないかと。どこから出しても、僕たちの音楽が変わるわけじゃないんですけど、自主レーベルの方が見え方とかコンセプト的にまとまっていていいかなっていう感じですね。

-前作から約2年半ほど空いて、海外アーティストばりの期間を要しましたが、これはもともと予定どおりだったのでしょうか?

KOUTA:そもそも1stから2nd(2015年リリースの『ENDLESS NIGHTMARE』までも約2年半空いたんですよ!? それで、自分の中で時間がかかってしまったなっていう反省もあって。なので、作曲そのものを開始したのが2016年の1月1日で、"正月からキラー・チューンを作ってやるぜ!"みたいな感じでさっそく作ってDOUGENに送ったりしてたんですけど、結局それらは全部ボツになって。

DOUGEN:使ってないですね。

KOUTA:さっきの話でもありましたが、全パターン試して"自分の納得いくものを作りたい!"っていう作業をしていくと、どうしても時間がかかってしまうんですよね。個人的には、2ndアルバムはもうちょっと作曲もアレンジも頑張れたなっていう個人的な反省があったので、そういうのをなくしたかったというのもあって、アレンジとかも時間をかけたんです。

-その結果が、この期間になっているんですね。そして、今作もまた世界クラスの作品に仕上がっていると言っても過言ではないと思うのですが、このリリースからバンドとして大きく動かしていく予定はあるのでしょうか?

KOUTA:まずは今までやってなかったこと、という意味で、8月にO-WEST(渋谷 TSUTAYA O-WEST)でワンマン("Day Of Salvation Tour 2018 ツアーファイナル東京公演")を予定してるんですけど......。

DOUGEN:東名阪ワンマン・ツアー(3月から開催する"Day Of Salvation Tour 2018")ですね。今までは大阪、東京でしかワンマンをやってなかったんですけど、今回は名古屋でもワンマンをやります。

KOUTA:さらにO-WESTでのライヴ、しかもワンマンっていうのは今までにないことなので、バンドが3枚目のアルバムまでしっかりステップ・アップしてきたっていうところを見せたいなと。その8月のライヴが、今年のひと区切りになるかなとは思いますね。そっから先の海外の展開とかっていうのは、まだなんとも言えないですが......。

DOUGEN:まぁ、野望としては、僕は行ってみたいですけどね。

KOUTA:もともと、THOUSAND LEAVESっていうプロジェクトで同人系のゲーム音楽のアレンジとかをふたりでやってた時期もあって。海外から応援してくれる人たちもいたので、そういう流れでTHOUSAND EYESを聴いてくれてる人たちもいましたし。手応えは感じているので、それがよりいっそう世間に広まっていくといいなと思ってます。

-では、最後に激ロック読者へのメッセージをお願いします。

DOUGEN:いつもTHOUSAND EYESを応援してくれて、ありがとうございます! 3rdアルバムも決して期待を裏切らない、ステップ・アップした作品になっているので、ぜひ聴いてほしいです。そして、ヴォーカリスト諸君! やれるもんならやってみろ(笑)!

KOUTA:今回のアルバムは圧倒的自信作で、もし過去曲を絶対演奏しちゃいけないってことになったとしても今回の曲があれば全然困らないくらいに、自信を持って聴いてもらえる作品に仕上がってます。なので、細かいところまでいっぱい聴き込んで、楽しんでもらいたいですし、歌詞もしっかり覚えて、ライヴでDOUGENと一緒に歌って喉を枯らし、俺のギター・ソロで涙を流して、ライヴも楽しんでもらいたいですね! 僕らは、飛び道具とかなしのノー・ギミックで純粋に音楽を追求してきて、今作はその集大成の作品なので、そういう信念を感じ取って聴いてもらえればと思います!