INTERVIEW
SHIMA
2017.05.02UPDATE
2017年05月号掲載
Member:EGACCHO(Vo) 明生(Dr/Cho) SHINYA SYODA(Ba/Vo) YUSUKE HIKIDA(Gt/Vo)
Interviewer:荒金 良介
-今だからこそできたSHIMAの表現というと?
HIKIDA:今回の「DOGGYMAN」(Track.1)も以前からあったけど、当時はちょっと引っ掛かりがなくて。僕的には好きな曲だったので、何とか形にしたいなと。リアレンジしたら、めっちゃ良くなりました。それはメンバーの経験値が上がったからだと思います。みんなの守備範囲も広がってるし、アリの部分が増えているんですよ。それこそEGACCHOの歌詞も昔はナシだったけど、今はアリですからね。
-なるほど。
HIKIDA:今回はEGACCHOが歌うところはEGACCHO語、僕が歌うところは英語詞で書いたんですよ。それがうまくハマッてるし、新しいなと。J-POPでも日本語詞に英語詞が交ざってるじゃないですか。1曲の中でそれぞれの個性が出てると思います。
-「DOGGYMAN」は今回のリード曲ですよね?
HIKIDA:そうっすね。今回はメンバーそれぞれ好きな曲が違うんですよ。僕は犬がほんとに好きで、かわいい女の子のパ〇チラよりも、柴犬を見る方が好きなんです! わははははは(笑)!
-ものすごく笑ってますねぇ(笑)。
HIKIDA:暇さえあれば柴犬動画を見てますから。"犬かわいい"というテーマの曲を以前発表したときに、メンバーは"あ、あぁ......"みたいな反応で、曲として完成しなかったんですよ。でも今回やってみたら、"いいじゃん!"って。仮歌の段階から、"犬かわいいぜ!"と言ってましたからね。まぁ、狂ってますよね(笑)。
EGACCHO:言葉の破壊力、うん。パンチがあるなと。"犬かわいいぜ!"おいおい、最高だなと。
HIKIDA:メンバーは俺が犬好きなのは知ってますからね。
-歌詞はキュートですけど、曲調は骨太ですよね。
HIKIDA:スラッシュ・メタル的なところもあるし、メロディは90's風味もあるので面白い曲になりました。
-最初にできた曲は?
HIKIDA:「SHUWA SHUWA GREEN」(Track.5)ですね。だけど、この曲は難航して、先にほかの曲を作り始めて、結局最後にできたんですよ。「BE ALRIGHT」(Track.2)はサビのメロディはガチッと固まってました。
-「BE ALRIGHT」はかなりキャッチーですよね。
HIKIDA:そうですね。「TROPICAL ACE」(Track.4)はさらにキャッチー・オブ・キャッチーですけどね。この曲はギャグというか、息抜きで作ったんですよ。で、EGACCHOに聴かせたら、"いいっすね!"と言われたから。
-メンバーそれぞれ好きな曲を聞いてもいいですか?
SHINYA:僕は「SHUWA SHUWA GREEN」が好きですね。展開がどんどん変わっていくんですよ。それが好きで、特にサビのあとに一度落ちて、Cメロに行くところは繰り返し聴いてました。
HIKIDA:SHINYAはストレートな曲が好きなイメージがあったから、意外だったんですよ。でも好きと言ってくれたから、間違いないなと。ストレートな曲が好きな人が、この展開もアリなんだって。
SHINYA:「SHUWA SHUWA GREEN」は難航したけど、完成させるのが楽しくて。
HIKIDA:俺はめっちゃしんどかったけどね(笑)。まずメンバーに聴かせたときに、そのリアクションが大事なんですよ。"いいね!"と言われたくて、それがすべてですからね。
-身近な人に響かないものは、お客さんにも届かないですもんね。EGACCHOさんは?
EGACCHO:僕は「GURUxGURU」(Track.3)が好きですね。
HIKIDA:その曲も昔からあったもんな。デモの段階からEGACCHOがすごくいいと言ってて。
EGACCHO:"深呼吸エイエイと深く/もっかいリズム乗って"の歌詞が好きで、最高やなって。あとは地元のワードを入れてるんですよ、玄界灘、関門とか。遊び心もあるし、歌詞を読んだ人にもわかりやすい内容かなと。
明生:エイは魚のエイにかかってるの?
EGACCHO:かかってます、もちろん。
HIKIDA:この曲に関しては、すべてEGACCHOに投げました。曲の構成も好きにしてって。俺らは演奏するけんって。この曲はEGACCHOワールド全開ですね。
EGACCHO:この曲は回転寿司がテーマなので、コップをカッカッとやってる音も入ってるんですよ。
-あっ、回転寿司だからグルグルなんですね!
HIKIDA:"GURUxGURU"は仮タイトルで、明生が昔から言ってたんですよ。で、それがEGACCHOの中でリンクしたんでしょうね。ギター、ベースのリフがグルグルとうねってるから。
明生:そう、音が回ってるからね。
-では、明生さんは?
明生:SHINYAと同じで「SHUWA SHUWA GREEN」なんですよ。曲が展開する接着の部分は夜な夜な考えて、時間もかかったので、思い入れが強いですね。