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INTERVIEW

矢島舞依

2017.01.20UPDATE

2017年01月号掲載

矢島舞依

インタビュアー:荒金 良介

シンフォニック・メタルの歌姫、矢島舞依が前作『The Un-Dead』から約7ヶ月というハイペースで、2ndミニ・アルバム『BLOODTHIRSTY』を完成させた。従来のメタリックな音像を継承しつつ、今作ではさらなる飛躍と進化を刻みつけ、新たなステージへ突き進んでいる。BABYMETALのアレンジを手掛ける"教頭先生"が編曲を担ったリード曲「BLOOD RESOLUTION」を筆頭に、豪快なメロスピ・チューンを多く備えた1枚。矢島の表情豊かなヴォーカリゼーションと、濃厚な楽曲世界が溶け合った強烈なミニ作と言っていい。

-まず、前作『The Un-Dead』(2016年6月リリースの1stミニ・アルバム)の反響はどうでした?

前作を出したことで、メタル好きの人からの反響が大きかったんですよ。私もメロスピが好きなので、そのへんが好きな人から"いい曲だね!"と言われることは増えましたね。

-メタル・ファンが増えたとか?

そうですね。ライヴでメロイックサインをやってくれる人も増えたし、会場で音源が完売してしまうと、"また次に買います!"と言ってくれる方もいて、嬉しいですね。

-その広がり方は矢島さんとしては狙いどおり、あるいは、予想外なところもありますか?

予想以上に受け入れてもらえたんだなと。もともと激しい音楽は聴くけど、がっつりメタルを通ってきたわけではないし、ポップな曲も聴きますからね。メタルの知識は少ないけど、ツーバスが好き、重低音が好きという感じだったから。にもかかわらず、"曲が良い!"と言ってもらえたり、歌と曲が合ってるという声をもらえるのは幸せです。

-ファンの方から背中を押されたところも?

あっ、私でいいんだ! って。

-なんですか、それは(笑)。

はははは(笑)。もっとメタルを勉強しなきゃいけないのかな? と思ったけど、私が良いと思ったものを取り入れたら、それでいいんだなと。

-そして、今作は前作から約7ヶ月ぶりという早いペースのリリースになりました。

そうですね。前作からそんなに空いてないので、ギュッと凝縮した期間でした。大きなステージも続いたし、ワンマン・ライヴ(※12月2日に渋谷eggmanにて開催した"Bloody sabbat")もあったので、いっぱいいっぱいでしたけど。

-今作の制作に臨むうえではどんな構想がありましたか?

ライヴをやりながら、矢島舞依はこれからどういう方向に進めばいいかなと。その中でライヴ向きの曲が欲しいとか、もう少しダークな曲が欲しいとか、ちょこちょこ構想は練ってたんですよ。

-前作で表現し切れなかった部分があったとか?

前作を踏まえて、もうちょっとこういう要素が欲しいという感じですね。メロスピの曲は反応も良かったので、そこはひとつの売りにしていきたい気持ちも強くなって。今回は前作の続きで聴ける作品にしたかったし、かと言って同じものではなく、さらに進化したミニ・アルバムにしたかったんです。

-矢島さんの中で進化した部分というと?

前作で作詞をしたときに、"何を伝えればいいのかな"と真剣に考えるようになったんですよ。自分は何のために歌っているんだろう、何を届けたいんだろうと考えるようになって。自分は音楽を聴いて、励まされたり、元気をもらえたりするし。つらいときに音楽を聴いて、"そうだ、私だけじゃないんだ!"と共感するから、そういう曲があってもいいのかなと。なので、自分みたいなリスナーがいたら、そういう人たちに向けてパワーを届けたくて、今回の歌詞は今までよりも深く考えて、言葉を選びながら書きました。

-実際の作詞の仕方も変わりました?

この曲ならば、どういうメッセージでお客さんに伝えようかなって、さらに自分の中で考えるようになりました。どんな気持ちで作曲家さんが作ったのか、こういうメロディ運びなら、こういう歌詞がいいとか......曲の理解度は深まったと思います。

-そういうふうに意識が変わったのはなぜでしょう?

当時はCDのオケみたいなものをバックにパフォーマンスしてましたけど、今は生バンドのみでライヴをやってるんですよ。それで楽器それぞれの音を聴くようになったことが大きいですね。新曲をいただいたときも、ギター、ベース、ドラムの音を細かく聴くようになったし、そこで自分の中で変化が起きたのかなと。

-オケとバンドの生演奏とでは、ステージ上で感じるものも圧倒的に違ってきますよね。実際の作詞はすんなり進みました?

いや、まったくです! 大変でした(笑)。以前と同じ自分ではいけないし、いろいろと考えることは増えたので、ハードルはどんどん上がってますね。自分は負けず嫌いなので、妥協したくない気持ちもあるし、制作はギリギリでした。