－過去に激ロックのDJパーティーにあゆみくりかまき、PABLOさんも参加されているということで、そのときの感想から教えてもらえますか？

くりか：渋谷THE GAMEでやったときは、いつもと雰囲気が違いました。あゆみくりかまきを観たことがない人が多かったんですけど、音楽で繋がれた気がしました。

まき：DJくりかが曲を決めているけど、バーカウンターにいた人がフロアで踊り出したりして、音楽の力はすごいなって。私たちの曲も織り交ぜてプレイさせてもらいましたけど、みんなそれぞれ楽しんでくれて、素晴らしいイベントでした。

あゆみ：お客さんの熱がすごくて、床がびしょびしょで、スカ・ダンスしてめっちゃこけました（笑）。前の人が心配して、手を差し伸べてくれましたね。

－曲は何をかけたんですか？

くりか：MAN WITH A MISSIONさん、10-FEETさん、HEY-SMITHさんとか。

まき：キュウソネコカミさんもかけたよね。

くりか：私たちの「鮭鮭鮭」（2015年3月リリースの1stシングル表題曲）という曲も流したんですけど、みなさんすでに知ってくださってて。そのときの歓声や反応は嬉しかったですね。

－PABLOさんは？

PABLO：最初に出たときは緊張しましたね。世代的に10個ぐらい年齢が違う人たちがメインですからね。こないだ15周年で出たときは、そこに来る人たちのど真ん中の曲は正直知らないから自分がど真ん中の曲をかけようかなと。昔、ageHaに遊びに行くと、フロアが5つぐらいあって、ヒップホップ、レゲエ、ハウス、テクノとかいろんなものが流れていて、それがクラブの醍醐味だと思うんですよ。で、その日の気分でノリを変えることもできる。自分もそういう関わり方ができたらいいなと。

－15周年のときはどんな曲は何をかけたんですか？

PABLO：15周年のときはグランジをかけました。僕は90年代が1番好きですからね。

－ALICE IN CHAINS、SOUNDGARDEN、NIRVANAあたりですか？

PABLO：まさにそのあたりですね。NIRVANA、PJ Harvey、MY BLOODY VALENTINE、SONIC YOUTHとか、他に2000年前後のヘヴィ・ロックをかけました。LINKIN PARK、DEFTONES、KORNあたりですね。

－では、あゆみくりかまきのレコーディングでPABLOさんがギターを弾くようになったのはいつごろですか？

PABLO：去年のクリスマスぐらいですかね。アレンジャーの方にも気に入ってもらえて。多少、自分でもギター・アレンジはするけど、ほぼギターを弾くだけですね。

－なるほど。最初にPABLOさんに会った印象はどうでした？

くりか：恥ずかしがり屋さんだなって（笑）。

PABLO：そうなんですよねえ。人見知りしちゃうんですよ。

－僕は何度かインタビューしてますけど、シャイという印象はあまりないんですが。

PABLO：女の人に対してはシャイかもしれない（笑）。あまり話しかけられないんですよねえ......すいません。

3頭：はははは。

くりか：かわいい！

あゆみ：PABLOさんは神戸出身ですよね？ 関西弁は出ないんですか？

PABLO：関西人の友達と話すと出る。東京に出ても、絶対関西弁を使い続けるみたいなヘンなプライドが関西人にはあるんですよね。標準語を喋ると、関西ではキモいと言われるしね（笑）。最初は東京に出ても、絶対標準語使わないと思っていたけど、彼女ができてから変わったのかな。

－あゆみくりかまきはライヴのMCでも関西弁を使ってますよね？

まき：あゆくまは意識しすぎて、ヘンな関西弁になるから、あまり意識しないようにしてます。でもあゆみに"まきは魂を売った"と言われます。

あゆみ：はははは。

まき：3頭とも関東弁になりつつあって。でも完全には関東弁にはならず、関西のイントネーションが混じっておかしなことになってます（笑）

－なるほど。言葉もそうかもしれませんが、聴いてる音楽に変化は？

まき：私はくりかに会ってから、邦楽ロックを聴き始めました。最初はほんまにJ-POPばかり聴いていたけど、あゆみ加入前は"くりかまき"で活動してて、あゆみが入ったころに邦楽ロックを聴き始めて、めっちゃいいなと。それでいろいろ掘り始めて、DJでも邦楽ロックを多くかけさせてもらってます。