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INTERVIEW

あゆみくりかまき × PABLO

2015.12.10UPDATE

2015年12月号掲載

あゆみくりかまき × PABLO

Member:あゆみくりかまき: あゆみ(Vo) くりか(DJ/Vo) まき(盛り上げ/Vo)
Pay money To my Pain: PABLO(Gt)

Interviewer:荒金 良介 Photo by ゆうばひかり

-例えばどなたですか?

まき:MAN WITH A MISSIONさんの「DON'T LOSE YOURSELF」(2011年リリースの1stフル・アルバム『MAN WITH A MISSION』収録)ですね。やっぱりアニマル同士で似ているから、気になっちゃって(笑)。

くりか:あゆみが入る前に初めてライヴで邦楽ロックをかけたのがマンウィズさんとサカナクションさんの「アルクアラウンド」(2010年リリースの2ndマキシ・シングル)で、その繋ぎはめっちゃ練習しました。

-あゆくまのライヴ・パフォーマンスは、女版BEASTIE BOYSみたいな雰囲気もありますね。

PABLO:ああ、たしかに。世界を席巻した3人組のヒップホップ・グループで。日本だと、KICK THE CAN CREWが近いかもしれないけど、BEASTIE BOYSはシニカルでコミカルだし、面白いパフォーマンスをするし、音楽的にもちゃんとしてますからね。

-あゆくまは洋楽も聴くんですか?

まき:最近は聴いてますね。MAROON 5さん、NE-YOさんとか。

-ちなみにPABLOさんが所属していたPTP(Pay money To my Pain)は?

くりか:動画で観ていたので、初めてPABLOさんに会ったときにギャップにビックリしたんですよ。PABLOさんとは「KILLLA TUNE」(2015年6月リリースの2ndシングル『蜜蜜蜜』収録)のMV撮影で初めてお会いしたけど、撮影が始まった瞬間にガラッと変わって。

PABLO:僕もいろんな仕事をやるけど、基本的に自分のモットーとしてはどこに行っても全力でやろうと。合うか合わないかだと思うので、ヘンに合わせようとするとよくないんですよね。事務的にやろうとすると途端にこけちゃうから、とにかくどんな音楽性だろうと、自分を貫く。それがハマると喜んでもらえますからね。その中でもあゆみくりかまきのレコーディングは楽しくて。自由にギターも考えられるし、あまり衝突もないんですよ。作曲者と俺のエゴのぶつかり合いもないし、エネルギーの高いレコーディングなんですよね。いい感じでチーム感も出てると思います。

-PABLOさんが考える全力とは?

PABLO:汗をかくということですよ。何をやるにも手を抜かない。それは当たり前のことかもしれないけど、大事ですね。全力で弾くと。曲も速かったり、激しかったりするのでどちらかといえば得意な方ですからね。

くりか:あゆくまも全力でライヴをやることを心がけているんですよ。でもライヴでしんどくなる場面もあるんですけど、そのときに「KILLLA TUNE」のギターを聴いて"よっしゃやろう!"という気持ちになるんですよね。だから、"全力"という言葉を聞いて納得しました。

PABLO:それを聞くと、さらに頑張らなきゃいけない(笑)。

3頭:はははは。

-気持ちは音を通して伝わりますよね。

PABLO:うん、丁寧に弾くよりも、多少ノイズが入っていようと全力で弾いた方がかっこいいんですよね。それは無茶苦茶に弾くというわけではなく、いい感じで全力で弾いた方が迫力が出るから。

-あゆくまはレコーディングで心がけていることはありますか?

あゆみ:最初はレコーディングでお客さんの絵が見えなかったんですけど、今はお客さんを想定してやれるようになりました。

PABLO:それは大事なことだよね。バンドも最初の作品でツアーを回って、ここでこうやったらもっと盛り上がるという感覚を掴むと次の作品にも反映されますからね。だから、あゆみくりかまきもライヴ感のあるグループだと思いますね。しかもパフォーマンスも自分たちで考えてるから、振りありきで曲のオーダーをしてみたら? 頭はこの振りが欲しいから、こういう感じにしてくださいって。まあ、俺がそういうオーダーをされたら困るけど。

-(笑)

PABLO:ツアーも50本ぐらいやってるんで、この3頭じゃないとわからない盛り上げ方があるだろうしね。

-振りと演奏がバッチリ合ったら、また違うグルーヴが出るでしょうね。

PABLO:バンドは演奏することが振りにもなるし、勝手に動きがリズムと合うんですよ。だけど、ちゃんと弾かなきゃいけないから、そこまでオーバーアクションはできないですからね。

くりか:たしかにMV撮影のときにPABLOさんがギターを弾く姿を見て、自然とこういうリズムで身体が動くとか、それは自分たちのライヴでもとり入れるようにしてます。

PABLO:だから、俺らもライヴをやりたいと言ってるんですよ。

3頭:ええーっ!

PABLO:まあ、タイミングもあるんだろうし、DJがいるスタイルだから、何とも言えないんだけど。

あゆみ:でもPABLOさんをお迎えするなら、武道館でやらないと!

PABLO:ああ、そうだね。行けるでしょ、武道館。

3頭:よっしゃー!