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INTERVIEW

FALL OUT BOY

2013.04.10UPDATE

2013年04月号掲載

FALL OUT BOY

Member:Pete Wentz (Ba) Andy Hurley (Dr)

Interviewer:山口 智男

-4人編成のロック・バンドが演奏しているところを、そのまま捉えました、というサウンドではないですよね?

P:そうだね。今回、メンバー1人1人が持ち寄ったアイディアを試せたことは大きかった。ほら、俺たち全員、好きな音楽が違うだろ?Patrickはファンクっぽいものが好きだけど、AndyとJoeはヘヴィなものが好きで、俺はもっとポップ寄りっていうね。そういう違いが1つになってもFOBのアルバムとしてちゃんと成立しているというか、メンバーそれぞれの持ち味やアイディアを取り入れながら、バンドとして1つのサウンドを作り上げることができたことは、今回の大きな成果だと思うよ。

-そうですね。メンバーそれぞれの個性やバックグラウンドを際立たせながらも、確かにそれがFOBのサウンドとして1つにまとまっているという印象がありますね。

P:そういうものを求めていたから、そういう風に思ってもらえたなら最高だ。嬉しいよ。FOBとしてアルバムを作るたび、俺たち自身、自分たちの音楽の領域がどんどん広がっていくことを感じていたんだけど、ようやく多くの人がいろいろな要素を持った音楽を聴ける耳を持つようになったんじゃないかな。ヒップホップとかハード・ロックとか、今はもう、みんないろいろ音楽をごた混ぜに聴いているだろ?ジャンルをジャンルとして意識しなくなったというかさ。つまりだよ。世の中がやっとFOBを受け入れる準備が整ったってことなんじゃないかな(笑)。

―なるほど(笑)。リスナーはジャンルに囚われない聴き方ができるようになってきたけど、ジャンルのフォーマットにガチガチに縛られて、そのフォーマットにハマらない音楽はかけないという問題がもう何年も指摘されてきたアメリカのラジオはどうですか?最近は変わってきたんですか?

P:いい質問だね。全然変わっていないと思うよ。オフを取っている間もシーンの移り変わりを見てきたけど、結局、ミュージック・シーンって似たようなバンドがいくつも出てきた後、その流れを壊すバンド――たとえばNIRVANAとか、もっと遡ればTHE BEATLESとか、そういうバンドが現れるってその繰り返しなわけだけど、最近、FUN.とかGotyeとかのブレイクを見て、自分たちも何か違うことができるんじゃないかって思ったんだ。昔、GREEN DAYを聴いた時、変なパンク・バンドが出てきたなって思ったけど(笑)、いや、変なっていうのはパンク・バンドがこういうことをやってもいいんだってことを、GREEN DAYを聴いて、自分たちも確信できたってことなんだけどね。俺たちの新曲の「My Songs Know What You Did In The Dark」もいい反応を得ているんだよ。ラジオでもけっこうかけてもらえている。だから今後、いい状況になっていくんじゃないかって期待しているんだけどね。

-アルバムに参加しているゲストの話も聞かせてください。ラッパーのBig SeanとかHOLEのCourtney Loveとかは、まぁ、わかるんですけど、Elton Johnの参加にはびっくりしました。どういう経緯でElton Johnが参加することになったんですか?

P:もちろん、ゲストは誰でもいいってわけじゃない。俺たちが一緒にやりたいと思えるような人たちに参加してもらいたいと思っているんだけど、たまたま彼が俺たちのファンだってことがわかったんだ。

-Elton JohnがFOBの?!

P:そう、あのElton Johnがね(笑)。最初は彼の曲をカヴァーしないかなんて話もあったんだけど、ちょうどタイミングもよかったから、俺たちのアルバムに参加してもらったんだ。彼のような偉大なアーティストに参加してもらえるなんてとても光栄だよね。

-PeteとAndyは彼のアルバムを何枚か持っているんですか(笑)?

P:もちろん。

A:うん。俺たち全員、彼の大ファンだよ。

-そろそろ時間なので、最後に今後の予定を教えてください。

P:この後、オーストラリアとヨーロッパに行ってから、アルバムのリリースに合わせてニューヨークでライヴをやるんだ。その後、いろいろなところを回ることになると思うけど、今回、新しいアルバムを作ってみて、何でも可能なんだって改めて思えたんだ。だから、将来のことについては、いろいろなことに対してオープンでいたいんだけど、当面の目標はSUMMER SONICに出演することだね。

-この次、活動休止せざるを得ない状況に直面しても、今度は知恵や工夫で休止せずに乗り越えられるんじゃないですか?

P:そうだね。でも、しばらくオフを取ることも、場合によっては、こうやってまたいい作品を作り続けるにはリフレッシュとして必要なのかなって思うけどね(笑)。いや、またオフを取るような状況にならないことが1番いいに決まっているからね。もちろん、そういう状況にはならないようにするつもりだよ。