－それとクリーンパートの歌唱法ですが、力みが抜けたというか今までの作品よりヴォーカルのノリがスムーズでさらにメロディ展開の幅が広がったように感じましたがいかがでしょうか。

K：今回幅が広がったのは、“このメロディ俺だけじゃ分かんねぇ、どうしたらいい？”って他のメンバーに聞いたりしたのがデカいですね。振り幅が広くなった部分は他のメンバーのおかげというか、それで新しく吸収するもんもあったし、“こっちに出したらこう行くんだ”とか、“こうやったらこうなるんだ”っていう新しい発見はありましたね。

－13曲説明していただくのも難しいと思いますので、特にファンに知っていて欲しい曲の歌詞をピックアップして解説してもらえますか？

K：｢Gift｣って曲があるんですけど、夢を持ってる人や、なにかに目標を持ってる人に一番聴いて欲しいですね。この曲には主人公がいるんですけど、主人公は神様から貰った贈り物（Gift）を持ってるが故の苦しさ、挫折を味わって、一回“Gift”を手放そうとする話なんです。多分そういう夢を持っている人は分かってくれるかなと思いますね。サラッと日本語詞では書いてあるんですけど、その中にもグサッと突き刺さる言葉を入れてあるから、ぜひ歌詞を読んで欲しいなと思いますね。

－新しい要素としては｢Deprogrammer｣にはシンセ、ヴォコーダーの要素も入っていますが、Kさんはヴォコーダーを使うのは初めてですよね？

K：あぁそうですね…いや、前に使ったことありますね。

－GUNDOGの時ですか？

K：そうですね、このバンドでは初めてです。

－これはどなたの意見で取り入れたのでしょうか？

P：ヴォコーダーはKかな。シンセはギターで入れると余りにも難しいフレーズなんでライヴでできなくなっちゃうんで使いました。

－最近の流行のシンセ・サウンドとはまた趣が違うものですね？

P：そうですね。

－通常盤のみボーナス・トラックに｢GREED｣が収録されているというのは面白いですね。
なぜ｢GREED｣はボーナス・トラック扱いになったのでしょうか？

P：ボーナスです（笑）。

－ボーナスです……か？

P：そうです（笑）。

－それ以上でもそれ以下でもない（笑）？

全員：（爆笑）。

P：ホントは入ってないけどボーナスで付けましたっていう。

T：激ロックのときのライヴだからじゃないですか（笑）？

－（爆笑）。Youtubeにも上げていただいていますが、あの映像は激ロックFES.の時のものですよね？

P：そうです。

一同：あれが第一弾PVです！（思い思いに言い続ける（笑））

Z：あれが激ロックの時のです。

K：あれが激ロックの時だったのか。

Z：最高の激ロックの時の…

K：あれは最高の…

T：Pay money To my Pain、3rdアルバム第一弾PVは激ロックやっ！！

－連呼してもらってありがとうございます（笑）。

K：今回のインタビューの掲載は表紙……表紙？

－表紙です（笑）。

担当者：リアルに表紙です。

P：裏表紙から表紙に昇格ありがとうございます。（※注：激ロックマガジンは完全両面表紙なので裏表紙はありません（汗））

Z：いやぁ激ロックでやって良かったな。

？：激ロックやもんな！

？：激、ロックだからな！

？：いやむしろ、激、激ロックやな！

－正直文字起こしの時にどこで誰がしゃべってるのか判別不能です……（笑）。

－初披露が……激ロック？？

K：激ロックです！！

一同：（爆笑）

－50曲の中からセレクトしたということでしたが、実際にアルバムに入らなかった曲の中で完成していたものもあるのでしょうか？

P：50曲とは言い過ぎかもしれないけど、30曲くらいはあったかな…けどいわゆるネタですね。俺が作った中でこういうリフがあるとかその中で、みんな“でこれいいな”とか、“俺これ絶対やりたい”とか、そういうものをピックアップしていって、作り込んで合わせていく…合わせていく中で、合わせたけどなんかイマイチだなってのもあったし、そういう感じですね。