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INTERVIEW

DIR EN GREY

2011.01.09UPDATE

2011年01月号掲載

DIR EN GREY

DIR EN GREY

Official Site𝕏

Member：Die(Gt)　Toshiya(Ba)

Interviewer：KAORU

－まだ絞られてないんですか？

D：うん。まだミックスが完成していないですからね。しかし、海外とのやりとりは大変ですよ。細かい部分も、ダイレクトに言ったら早いんですけど、いちいちネットを介してやりとりしていくと、微妙なニュアンスが伝わりにくかったりするので。凄い回数のやりとりをしています。あと、ギターフレーズが抜けてたりしてたこともあったりね（笑）。

－さて、『LOTUS』には「OBSCURE」のリアレンジヴァージョンも収録されていますけど、既にライヴで何度か聴いたのですが、原曲とはまた違っていて。

D：「OBSCURE」はずっとライヴでやってきたし。海外でもね。それで変化してきた部分もあるし、今のチューニングの方法に置き換えてみるっていうので、移行しやすかった曲ではありますね。原曲からぐっと重心を下げて。元々あった世界観を残しつつ、深めていくアレンジをした感じです。

T：まぁ、一からじゃないから楽ではありましたけどね、元々ある曲なので、そこから、ああすればよかった、こうすればよかった、っていう反省点を踏まえてやっていけばいいので。新しい曲を作るよりは、気持ち的には楽でしたね。

－そして、「冷血なりせば」のライヴ音源も収録されると。さて、『LOTUS』は、現在製作されているというアルバムの中で重要な部分を占める曲だと推測するのですが。

D：出している音というか、雰囲気は通じていますね。

－先ほど“他の曲の音数が詰まり過ぎてる”と仰いましたが、どんなアルバムになるのでしょうか？

D：まだ俺らも見えてない部分もあるんですが、振り幅は広いと思います。

T：確実に言えるのは、今までの自分たちとは、違う立ち位置に行こうとしているということですね。

－なるほど。DIR EN GREYは常に自己到達点を更新していっているわけですけど、『UROBOROS』、そして「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」を聴いて、少し掴めたかな？と思ったら、『LOTUS』で、またスルっとすり抜けられてしまったような気がしているので、一体アルバムがどういうことになるのか、とても楽しみです！アルバム製作はどの位進んでいるのですか？

T：半分もいかないですね…。結構進んだかなと思ったら、また振り出しに戻ったりとか（笑）。

D：うん。絶賛製作中ですね。

－リリース日は決まっていますか？

T：夏前には出したいと思ってます。多分（笑）。

－さて、最後に、2010年におけるDieさんとToshiyaさんの、ベストアルバムを教えてください。

T：全然違うへヴィじゃないジャンルでもいいですか？WARPAINTが凄く良かったですね。メランコリックな感じで。

D：やっぱりAPOCALYPTICAですね。生で体感出来ましたし。