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INTERVIEW

MY CHEMICAL ROMANCE

2010.11.11UPDATE

2010年11月号掲載

MY CHEMICAL ROMANCE

Member:Gerard Way(Vo) Frank Iero(Gt) Mikey Way(Ba) Ray Toro(Gt)

-アルバムを代表してファースト・シングルにもなった「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」の制作過程を教えてください。

チーフ・アート・ディレクターがいて、彼がアルバムの音源を聴きに来てくれた。アルバムが出来上がると毎回彼に聴いてもらって、アートワークのアイディア出しを手伝ってもらうんだ。そもそも彼が、俺に“君の絵をジャケットにしろ”って言ってくれた人で、彼の意見は俺にとって本当に大切なんだ。「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」を聴いた彼は、大きなグラフィティが書かれた壁で、「Na Na Na」が沢山書かれている壁が見えるって言った。それと同じくらいの数の「Na Na Na」を曲の中でも使ったらいいよ、それをタイトルにしたらいいって言われたんだ。Fiona Apple がやったみたいに。
Fiona Apple が以前に出したシングルで、タイトルが1 段落分くらいある長いのがあったらしいよ。ジェフは、そういう彼女が大好きだった言ってた。そういう意味では、彼にとっては、まだまだ「ナナナ」が足りないんだと思う。だからアルバムが出来上がってきたら、今よりも沢山の「ナナナ」がついてるかもしれない。「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」はアルバムのスタートを飾る勢いある曲だし、銃から発射された初のレーザー・ボルトみたいなんだ。この曲の勢いに押されて、他の曲のレコーディングが進んでいった。「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」ってタイトルも、俺達にとっては、かなり新しい試みだよ。コーラスの歌詞って事もなく、ただ人間らしくて、バカバカしいだけ。最近、ロックンロールのそういうシンプルな所が欠けてるようで寂しいんだ。RAMONES みたいに、「ギャバ」みたいなくだらないフレーズも大事なフレーズにしてしまうような感じ。「ヘイ・ヤ」の良いところはそういうところ。俺達にとっては、次のレベルに進んだ曲。人間らしくて、バカバカしい。歌詞はある意味「バッテリー・シティ」の紹介にもなっているんだ。俺とバンドの悪事を歌っている。最近、ロックンロールのそういうシンプルな所が欠けてるようで寂しいんだ。