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INTERVIEW

THE ALL AMERICAN REJECTS

2009.04.13UPDATE

THE ALL AMERICAN REJECTS

Member:Tyson Ritter(Vo/Ba)Nick Wheeler(Gt)Mike Kennerty(Gt)Chris Gaylor(Dr)

Interviewer:MAY-E

-東京一夜限りの公演となってしまいましたが、スケジュールの問題でしょうか。

Nick Wheeler(以下N):うん、今回は東京のみの公演になってしまったね。せめて大阪には行きたいとは思っていたから、僕ら自身も残念な気持ちだよ。
Tyson Ritter(以下T):新作のPRのために、アルバム・リリースのタイミングで世界各国を6週間でまわらなきゃいけないんだ。だからスケジュールはタイトなんだよ。日本にいれる時間もとても短くなってしまったんだけど、必ずサマーソニックで戻ってくるから、待っててほしい。僕も戻ってこれるように願ってるよ(笑)
(※インタビュー後、サマーソニック09への出演が正式に決定しました)

-ライヴ当日となる3/4と日本盤のリリース日が同じですが、これは偶然ですか?

T:そう。僕らって、いつもタイミングが悪いんだ!例えば、HOOBASTANKとのツアーが決定した直後に、DASHBOARD CONFESSIONALとツアーをする話が舞い込んで来たり。このツアーがあと数週間早ければ良かったのに!って思うような、タイミングの悪い出来事がいつも起こるんだけど、今回はどこもタイミングが良くて、順調にアルバムの発売通りにまわれているんだ。まるで惑星直列が起きたような、星の力が働いてている最高のスケジューリングが出来ているんだ。当然のように、この日本公演も僕らが狙った通りの日程になっているのさ(笑)あと、俺たちとツアーを回った後の「The Reason」でHOOBASTANKはブレイクしたんだよ!(笑)

-新作『When The World Comes Down』については以前、インタビューさせていただいているのですが、また少し聞かせてください『When The World Comes Down』を聞かせていただいて、どんどんスタイルを変化させていく若手のバンドが多い中も、AARは基本スタイルを大きく変えること無く、そしてその内容はやはり希望を暗示している楽曲であったことが嬉しかったです。それが、アメリカをはじめ世界中のファンを魅了している要素なんだろうなと思いました。USリリースから3ヶ月ほど経ちましたが、どのようなリアクションを頂いていますか?

T:ありがとう!
N:世界的なプロモーションにまわりはじめて、すでに6週間くらいアメリカを離れているから、直接僕らも反応を聞いているわけじゃないんだけど、シングル曲「Gives You Hell」がアメリカのラジオチャートでナンバー1を獲得したみたいだね。僕らがアメリカに居ない間にも、とても順調にアメリカのファンに受け入れられていることを感じて、喜んでいるところだよ。春からはじまるアメリカ・ツアーが今からすごく楽しみだね。そんな風に盛り上がっている中、アメリカに帰れるなんて嬉しいよ。

-「音楽は現実からの逃避であるべきで、世界の不幸に輪をかけるようなものであるべきじゃないんだ」とMikeがコメントしてくれましたが、今はあなた方の音楽がリスナーにとってそういうものになっていますが、逆にあなた方にとってそういう音楽ってどんなバンドやアルバムはありますか?

N:僕は自分の好きなバンドや音楽を聞いていて、自分も音楽をやりたいと思った。他のことより何より、とにかく音楽で頑張ろうっていう気持ちになれたんだ。こんなバンドを目指そうとかじゃなく、そういう影響の受け方をしているんだよね。だから、僕らの音楽も世界のみんなにとってそういう気持ちを与えられるように奉仕できたらいいなと思ってるよ。音楽って、自分の境遇と共感を感じれるものと、またその逆で自分の境遇とは全く逆のものがあると思うけど、どっちにしても、元気を与えられるものであると思うんだ。
T:俺たち全員、趣向がばらばらに違っているけど、このバンドは素晴らしいポップ・ミュージックを愛しているんだ。それはBritney Spearsのような加工されたような音楽じゃなくて、THE BEACH BOYSやBERLINの「Take My Breath Away」なんかのようなポップ・ミュージックのことだよ。だけど、最近じゃ音楽は全てシーンやジャンルで括られるようになって、なかなか素晴らしいポップ・ミュージックに出会いにくくなっている。それが今の現状だ。

-では、逆に現在のシーンに共感できるようなアーティストっていますか?

T:最近のバンドについては、俺たちもよく知らないんだよね。みんな、その時々の流行りのシーンにフィットしようと頑張っているのはよく見ているよ。トゥモローズゲットーっていうシーンが熱いらしいから、俺たちはそこから距離を置こうとはしているけど。
Mike Kennerty(以下M):いいバンドはいるんだろうけど、僕らは僕らの音楽に集中したいんだ。あのバンドが好きなら、このバンドはどう?という感じで、括られてしまうのは避けたいな。
T:俺たちもここまでやってきたキャリアの中で、大きなシーンの変動があったよ。デビューしたばかりの頃はGOOD CHARLOTTEやSIMPLE PLANなんかと一緒にされただろ?ポップ・パンクが廃れてくれて、せいせいしたよ。だけど今度は、PANIC AT THE DISCOやFALL OUT BOYやPARAMOREなんかと一緒にされている。今は、そういうところから離れようとはしているよ。俺たちはFALL OUT BOYともまわれるけど、BON JOVIなんかともツアーが出来るくらい、幅が広いバンドなんだ。シーンが廃れようとも俺たち構わない。俺たちは、不死鳥だ!
一同:爆笑
T:ビートルズは「I Am The Walrus(セイウチ)」って言っていたけど、俺たちは不死鳥だ!