DISC REVIEW
-
約3年半ぶりとなるオリジナル・フル・アルバム。映画やドラマ、アニメ、CMといった多くのタイアップ曲が収録されているので、すでにおなじみの楽曲も多いが、もちろん新曲もアツい! 彼ららしいこだわりが感じられる内容で、日本語詞がグッとくるマンウィズ流歌モノロックの王道的な「yoake」に始まり、AC/DCのカバー曲「Thunderstruck」は有名なリフを存分に生かしつつ、近未来風のダンサブルなアレンジに仕立てていて新しい。また、疾走感のあるナンバー「クラクション・マーク」や、変則的なビートがクセになる「Subliminal」もライヴで盛り上がりそうな楽曲だ。バンドの表現力の確かさがわかる「Anonymous」で、しっとりと聴かせてラストを締めるのも気持ちいい。 山本 真由