DISC REVIEW
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毎年恒例、日本の冬を彩る甘酸っぱい青春物語、といえばJR SKISKIのCM。そのCMソングにまさかあのオオカミたちの楽曲が抜擢されるとは! CMの爽やかなイメージとはかけ離れた外見の彼らだが、「Memories」と題されたこの楽曲は違う。まさに、白銀のゲレンデと初々しい若者たちの冬の思い出にピッタリのナンバーだ。エモーショナルであたたかなメロディに、マンウィズの持ち味であるダンサブルなビートとキラキラしたシンセ・サウンドが重なり、親しみやすいポップ・ソングに仕上がっている。アゲアゲ感やロック色といった、パンチの効いた面をあえてグッと抑えることによって、マンウィズらしいのにこれまでとは違う、新しい世界観を作り出している。カップリングには「Memories」と相性のいい、感動的なバラード「whatever you had said was everything」の英語バージョンを収録。 山本 真由