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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

Closure

界隈きってのクレイジーなインフルエンサー Chris "Fronz" Fronzak(Vo)率いる、アトランタ発のATTILA。コンスタントにリリースを重ねる彼らが自主リリースとしては2作目のアルバムをドロップした。伝家の宝刀である、Fronzのラップ~グロウルまで幅広いヴォーカルをフィーチャーしたデスコア/メタルコアはさらに研ぎ澄まされ、ゴリゴリのメロデス・リフとギャング・コーラスを叩きつけるTrack.1を皮切りに、曲名通りのインダストリアル・メタルを軸にトラップ/ホラーコアにも目を向けたTrack.3、グルーヴィなリフがうねるTrack.5と、旧来のファンも満足すること請け合いの極悪なサウンドを聴かせてくれる。その一方で、カラオケ・バーが似合う脱力系アメリカン・ロックのTrack.4、ラスベガスのライヴでの騒動をネタにATTILA流サザン・メタルを歌い上げるTrack.8と、ひと味違った要素も盛り込まれている。極めつけのTrack.10はモダンなアンサンブルに、彼らにしては珍しい(?)エモーショナルな歌メロが刺さる佳曲。様々なジャンルをごった煮してデス・ソースを振りかけたような作風で、今作から手にとってみるという人はもちろん、最近のATTILAは追ってない......という人にもおすすめだ。 菅谷 透