DISC REVIEW
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"SCREAM OUT FEST 2015"での初来日も記憶に新しい、"アトランタの極悪パーティー野郎"ATTILAが、さらなる進化を遂げたニュー・アルバムをドロップ! 今作ではデスコア×ラップというだけでなく、ニューメタル/インダストリアルのメロディックな部分やセクシーさも兼ね備え、全方位死角なしのパワーアップぶりを見せつけている。もちろん、それは回顧主義や落ち着きに通じるものではなく、デスコアという側面から見ても突き抜けたヘヴィネスを発揮しているし、フロントマン Chris "Fronz" Fronzakがソロのラップ・プロジェクトで鍛えた攻撃的で反骨心に溢れたラップも強度を増している。1、2年に1作はアルバムをリリースしている多作さでありながら、マンネリ化しないクリエイティヴィティを維持できるのは、クレイジーな私生活あればこそなのか? とりあえず、このバンドのマネだけは誰にもできない。 山本 真由