DISC REVIEW
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ラウドロック・アイドル、DESURABBITSが11thシングルで勝負を掛けてきた印象だ。表題曲「一瞬で」は、ストリングスが前面に出ていくことで壮大な音像が広がっていく、新境地のロック・ナンバー。EMI、YUZU、KARINが歌い上げるエモーショナルでキャッチーなメロディと、BUCHOの極悪スクリームによる唯一無二の音楽性はそのままに、2020年に掲げたテーマ"進化"を体現した1曲に仕上がった。一方で、ありそうでなかったハード・ロック調のカップリング「RAY WORD」では、いい意味で変わらないグループ特有の"わちゃわちゃ感"が溢れている。グループは、二度の表記変更を経るもオリジナル・メンバーのまま今年で7年目に突入。まだまだ進化していく4人を刮目して見てほしい。 宮﨑 大樹