DISC REVIEW
-
-
最新のラウドロックと邦ロックのエッセンスを導入したV系バンドの中でも、キズのサウンドはユニーク・センスが超濃い目。ヴォーカルは大袈裟な歌い回しでスキルフルなハイトーン・メタル風。ダウン・チューニングならではのだるんだるんに緩んだベースのスラップも耳に残るし、和風音階や不協和音の取り入れ方、殺傷力より覚えやすさに重きが置かれたようなブレイクダウンなど、決して体系的なメタルコア・マナーに則ってない点も類型的なV系の枠に収まっていない。どの楽曲も秀逸ではあるが、中でもTYPE A収録の「ELISE」はお勧め。誰もが知ってるベートーヴェンのピアノ曲を大胆にサンプリングし、シンガロングを誘うフレーズとリズムが超爽快! 好き嫌い関係なく絶対脳内ループします。最高かよ。 KAORU















![キズ 5th SINGLE『0』[Restricted ver.]](https://i.ytimg.com/vi/rKDNU6TQ3PU/hqdefault.jpg)







