DISC REVIEW
-
今年バンド結成9年目に突入するBUZZ THE BEARS。その9という数字に引っ掛けた表題を冠した7thミニ・アルバムは、サウンド・アレンジにより一層ブラッシュアップされ、今日まで培ってきたライヴ感もたっぷり注入したバラエティに富む楽曲が揃う。従来のパンキッシュな音像はそのままに、さらにぶっちゃけた遊び心に富む歌詞や、オシャレで大人びたセンスを匂わせる楽曲も用意されている。その一方で、聴き手の胸をえぐるハートフルなメッセージ・ソングもあり、全8曲の中に様々な表情が散りばめられている。また、Track.6「22」は以前から選手登場曲として「光り」を使用していたオリックス・バッファローズの伊藤光選手とコラボした楽曲。野球と音楽のクロスオーバーは要チェック! ぜひ聴いて欲しい。 荒金 良介