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INTERVIEW

BUZZ THE BEARS

2018.06.05UPDATE

2018年06月号掲載

BUZZ THE BEARS

メンバー:越智 健太(Gt/Vo) 池田 大介(Ba/Cho) 桑原 智(Dr/Vo)

インタビュアー:荒金 良介

BUZZ THE BEARSの約5年ぶりとなるフル・アルバム『THE GREAT ORDINARY TIMES』がとにかく素晴らしい。今作は自分たちの原点とも言える音楽=メロコアを意識したようだが、実際に作ってみると、BUZZ THE BEARSらしいサウンドに着地したという。それは、これまでに培った経験や知識が、揺るぎないオリジナリティとしてバンドの芯を貫いている証拠だと言えるだろう。音楽的な衝動を呼び覚ましながら、遊び心も取り入れた過去最高に自由度の高い作風について、メンバー3人に話を訊いた。

-フル・アルバムとしては約5年ぶりのリリースになりますよね。

越智:改めて考えると、もう5年も経つんやって感じです。前作『GOLDCAGE』(2013年リリースのメジャー1stフル・アルバム)のあとに、ミニ・アルバム『L』(2014年リリース)、『Q』(2015年リリース)の2枚、それに加えてベスト盤『BUZZ THE BEST』(2016年リリース)を出してますからね。あと、地元愛媛で自分たちのイベント("愛媛無双")をやったりして、ずっと動き続けていたので、そんなに空いた感覚はないんですよね。

-たしかに。ただ、今作の1曲目が"FAR AWAY"という曲名なので、はるばる感もあるのかなと(笑)。

一同:ははははは(笑)。

池田:そこまで意識してなかったですね。曲的にこれが1曲目かなって選んだだけなんですよ。この5年でライヴがすごく楽しくなって、もっと自由にやれるようになったんです。その空気を今作に取り入れることができたなと思いますね。ちょっとしたトラブルがあっても、自然体でいられるようになったから。

-今作を聴いても"自然体"という言葉はしっくりきます。ライヴが楽しくなったのはベスト盤のリリース以降ですか?

池田:そうですね。こうせなあかん、みたいなものをいい意味で崩せるようになったから。

桑原:余裕が出てきたってことやな。

池田:うん、ライヴは真面目に真面目に、というより、普段もそこまで堅い人間じゃないですからね。その雰囲気をライヴにも出せるようになったんですよ。笑う場面も増えましたし。

-いい感じで肩の力が抜けてきた理由はなんですかね?

桑原:作品もたくさん出してきたし、ツアーもいろいろしてきたので......今回は"いいやん、いいやん!"というノリで作れたんですよ。

-その勢いは今作からも伝わってきます。BUZZ THE BEARSももう立派な中堅バンドと言ってもいいですからね。

越智:そうですねぇ。今までは"はい、いただきました!"みたいなものがなくて。

-なんですか、それは?

越智:これはこれでありやなと思うことが増えたんですよ。リズムには乗ってないけど、"それいただきました!"みたいなことが多くなりました。その時々で出てきたフレーズを柔軟に取り入れられるようになったのかなと思います。

-変にかっこつけなくなってきた?

桑原:かっこつかないんですよね(笑)。クールにビシッとみたいな感じは僕らに合ってないのかなと。

越智:"ワッショイ"というフレーズが「ふぇすてぃばるまん」という曲にあるんですけど、鬼のようにリズムが走りまくってるんですよ。でもそれが面白くて、狙ってできるものじゃないし、曲が勢いづくからそれでいこう! ってことになりました。

-「ふぇすてぃばるまん」のようにここまで遊んだ曲調も珍しいですよね。

池田:サンバ・ホイッスルも入ってますからね。ほかのバンドマンにも声を入れてもらって、お祭り感も出せたと思います。

越智:ちょっとフザけるぐらいだとわかりにくいから、これぐらいいってもええやろ! っていう勢いでやりました。

池田:多少叩かれても別にいいかなって(笑)。あれはやりすぎでしょ? と言われても、普通に流せるようになったというか。

-なるほど。今作を作るうえでは最初にどんなことを考えました?

越智:自分たちの原点に戻るというか、そういうところから始まったんですよ。メロディックというか、そっちの方向に振り切ってもいいのかなと。

池田:俺らが高校のころにかっこいいと思った音楽をやろうというのがテーマでした。