MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

BUZZ THE BEARS

2018.06.05UPDATE

2018年06月号掲載

BUZZ THE BEARS

Member:越智 健太(Gt/Vo) 池田 大介(Ba/Cho) 桑原 智(Dr/Vo)

Interviewer:荒金 良介

-またここから始まるというか、そういう意味で2枚目のデビュー作みたいな印象も受けました。続く2曲目「CRAZY MISSION」にも、"傷だらけで歩いて行くよ"(※歌詞和訳)という歌詞があるし。

一同:ははははは(笑)。

越智:そうですねぇ。ボロボロだけど、行くよ! って。"俺らはこの道を突き進むから"という気持ちもこめてますね。

-今はバンドを俯瞰で見れているところもあるのかなと思いました。「10YEARS」の歌詞は、"今は苦しくても、10年後は笑える昔話になればいい"みたいな内容ですよね。この歌詞はどういうきっかけで書いたものなんですか?

越智:10年の区切りでベスト盤を出したときに――ベストはバンドにとってステータスというか、憧れもありましたから。ベストを出してからツアー(2016年11月から2017年2月にかけて開催した"BUZZ THE BEST TOUR")を回って、それが終わったときに、俺らは"こういうバンド"なのかなって思ったんですよね。じゃあ、もう一度歩き出すときに自分が"クソ!"と思っている気持ちを、これからの10年で笑えるようにしたいなと。

-自分たちはどういうバンドだと認識したんですか?

越智:10年経ったバンドとして、もともと自分が思い描いていたものとは違っていたというか。もう少したくさんの人に知られているイメージがあったので、もっともっと自分たちの曲を聴いてもらいたいし、自分たちのライヴを観てほしいし、そういう場所に行かなきゃいけないなと思ったんです。ただ、バンドを始めたころはひとり、ふたりしかいないお客さんの前でやっていた時期もあったので、それを考えると、今では笑い話になってますね。そういう気持ちもありつつ、まだここで満足したらあかんやろって。

-"希望見えない明日も 届きますように"(「10YEARS」)の歌詞はめちゃくちゃ力強いじゃないですか。この曲を含めて作品全体からも、今迷っている人や、あと一歩を踏み出せない人の背中を押すような歌詞になっているなと。

越智:そうですね。歌詞を読んでもらって、聴いて少しでも"頑張ろう!"と思ってもらえたら嬉しいですね。

-ラスト曲「Cocoa」は感謝の気持ちを綴った歌詞で、ほかの曲とはニュアンスが異なりますよね?

越智:あぁ、そうですね。

池田:泣いてしまうやろ? これは......。

越智:いやいや、まぁまぁ。

桑原:なんでインタビューで隠すねん!

越智:いや......その歌詞はウチで飼っていた猫の話なんです。歌詞を書いたあとにメロディをつけたんですけど、そういう作り方は今まであまりやったことがなかったですね。

-シンガロングできる合唱ソングに仕上がってて、とてもいい曲だなと思いました。では、今作のレコ発ツアー(2018年6月から11月にかけて開催する[BUZZ THE BEARS「THE GREAT ORDINARY TIMES」RELEASE TOUR "NOT ORDINARY TIMES"])はどんなものにしようと思ってますか? ファイナルは渋谷TSUTAYA O-WEST 2デイズという、少し変則的な公演になってますが。

越智:そのファイナルに関しては、1日目が対バンで、2日目はワンマンにしようと思ってるんですよ。今までやらなかった試みだし、"NOT ORDINARY TIMES"というツアー・タイトルなんですけど、"平凡ではない時間"という意味で、驚きがあるツアーにしたいという気持ちを込めてます。これからも"なんか面白そうやな"って思ってもらえることを、どんどんやっていきたいですね。