DISC REVIEW
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もはや説明不要なデス・メタル界の最高位に鎮座するCANNIBAL CORPSEの2年振り、13枚目のニュー・アルバム。本作もファンを裏切らない、ど真ん中を行くアグレッシヴなデス・メタル・サウンドが炸裂している。凶悪無慈悲なワードを含むGeorgeの咆哮に、SLAYERにも通じる変幻自在なギター・スタイルが爆走をさらに加速させる。テクニカルと疾走感、破壊衝動を全て内包し成立させるのは至難の業だが、それを難なくクリアしてしまう辺りが王者たる所以の証明であろう。方向性を変えずブレない姿勢のまま、尚且つマンネリには陥らずに新譜を出す度にクオリティと攻撃性を維持、向上させているのも流石だ。全世界に先駆け、日本先行リリース決定。怒涛のジャパン・ツアーも見逃せない! 藤崎 実