INTERVIEW
CANNIBAL CORPSE
2012.11.09UPDATE
Member:George 'Corpsegrinder' Fisher (Vo) Alex Webster (Ba)
Interviewer:米沢 彰
-今回、ニュー・アルバム『Torture』を引っ提げての来日となりましたが、公演を前にしての率直なお気持ちを聞かせて下さい。
Alex Webster(以下A):今回が3度目の来日になるんだけど、俺たちのキャリアは長いのにあまり日本には来れていないんだよね。だけど日本でライヴをやると、毎回オーディエンスはすごい盛り上がってくれるから、いつも良い経験をさせてもらっていると思ってるよ。
George 'Corpsegrinder' Fisher(以下G):今日のショウもすごく楽しみにしているよ。
-今はEXHUMEDがプレイしていますが、既に物凄い盛り上がりですね。
A:EXHUMEDとは何回も一緒にツアーをしてるんだけど、毎回オーディエンスを盛り上げてるし、良いショウをしてるよね。
-今までにどれぐらい一緒にツアーを回ったんですか?
A:今年に入ってからは3回かな?その前には70~80公演ぐらい一緒にやってるんだ。気心の知れた友達だよ。
G:ヨーロッパでも一緒にフェスを回ったり、2004年ぐらいにも一緒に回ったりしているね。
-3月のリリースの際にAlexにインタビューをさせて頂いた中で、"2012年はまた是非キミたちのために演奏しに行きたい。できるだけ早くにな!!"というメッセージも頂いていましたが、その通りになりましたね。日本ツアーはメンバーからも要望を出したりしていたのですか?
A:その時には日程などはまだ決まってなかったんだけど、既に話はしていたんだよ。オーストラリアに行くことも決まっていたから、その近辺の日程ということで10月に日本でプレイすることになったんだ。
-ニュー・アルバム『Torture』を引っ提げてここまでツアーをしている最中だと思うのですが、新作への反応はいかがですか?
G:フェスなどに出演しているんだけど、結構反応はいいね。まだアルバムが出たばかりなのにファンのみんなはタイトルを全部覚えてくれてるんだ。そんな風になるとは思っていなかったんだけど、歌詞も覚えてくれていて驚いてるよ。今まで以上に反応が良くて、ライヴでのリアクションもとてもいいよ。
-前回のインタビューで"ヘヴィかつ印象に残る曲を書くこと"を大事にしているとのお話がありましたが、実際の作曲プロセスはどのように進めているのでしょうか?
A:最初は誰かがアイデアを考えて、それをメンバーで聴いてアレンジをしたり付け加えたりした後に曲のタイトルを決めるんだ。歌詞は1番最後に作っているね。
-誰かを中心に作曲を行うのではなく、メンバー全員でフラットに作曲をしているということですか?
A:そうだね。俺が曲を作る場合には歌詞も全て付けてしまうけど、その後にバンドに聴かせて変えた方が良い部分などを聞くようにしている。他のメンバーが書くときも同じで、みんな他のメンバーの意見を取り入れて楽曲を作るようにしてるんだ。週に4回練習をするようにしているから、昔は良くジャムをしながら作ったりもしていたよ。前作もみんなでジャムをしながら作ったんだけど、俺たちの楽曲はすごく複雑な制作方法を取っているから、1人ずつ家で落ち着いて作ってきて、出来たものをみんなに聴かせるというパターンの方が上手く行っていると思うね。
-今作で12枚目のニュー・アルバムとなりますが、ここまでキャリアが長くなってくると初期の頃とは制作に対する考え方などが変わってくるのではないかと思いますが、実際には如何でしょうか?
A:年月が経ってもちろんたくさんの経験をして、いろいろなことを学んでアーティストとして、プレイヤーとしての腕も上がっていると思う。ただ、1つだけ変わらないのは俺たちの元々のコンセプトはデス・メタルでホラーで、ゴアな感じということかな。そこは一貫してずっと変わらないよ。昔と今で違うのは、テープで録音していたものが今はデジタルで出来るようになったってことぐらいで、コンセプト自体はずっと変わらないね。
-前回は"Extreme The Dojo Vol.22"で、MISERY INDEX、THE FACELESSと共に来日しましたが、その時の思い出やエピソードがありましたら教えて下さい。
G:MISERY INDEX にギタリストのSparkyがいる頃に一緒にやった最後のライヴだったんだよね。THE FACELESSとは日本に来る前後も"SUMMER SLAUGHTER TOUR"で一緒にツアーをしていたから、すごく良い雰囲気で楽しかったよ。今回のEXHUMEDも同じように感じだね。あとはUFOキャッチャーで遊んだことをとても覚えているよ!