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LIVE REPORT

「バンドやろうぜ!」presents OSIRIS 2nd GIGS "Darkness"

2016.12.21 @吉祥寺CLUB SEATA

秦 理絵

スマートフォン用リズム・ゲーム"バンドやろうぜ!"に登場する劇中バンド、OSIRIS(オシリス)によるライヴ[「バンドやろうぜ!」presents OSIRIS 2nd GIGS "Darkness"]が、12月21日に吉祥寺CLUB SEATAで行われた。"バンドやろうぜ!"とは、AniplexとSony Musicが手掛ける"青春"×"バンド"リズム・ゲームで、2016年10月12日の配信スタートからすでに50万ダウンロードを突破している人気ゲーム。ストーリーやデザインだけでなく、ゲーム内でバンドが演奏する楽曲のクオリティにもこだわり、実際に参加する声優陣が劇中バンドとしてライヴを行うことも話題になっている。そんな"バンドやろうぜ!"発の劇中バンドの中でも特に精力的な活動を展開するのが、ヴォーカル 高良 京役を、歌手で声優の小林正典が務めるOSIRISだ。自主企画としては、9月4日に渋谷TSUTAYA O-Crestで開催した[「バンドやろうぜ!」presents OSIRIS 1st GIGS "Voice"]に続く第2 弾。対バン相手に、Lotus Juice、カヨコ、凸凹凸凹 ‐ルリロリ‐という"バンやろ縛り"な面々を迎えて開催されたライヴは、会場に集結した"バンドやろうぜ!"ファンが熱狂的な盛り上がりを見せた、一夜限りのスペシャルな内容だった。

前説のあと、トップバッターとして登場した凸凹凸凹 ‐ルリロリ‐は、"バンドやろうぜ!"の中でも異質な男の娘バンド Cure²tronのリアル・メンバーを擁する4人組ガールズ・バンド。ファンと一緒にコール&レスポンスを巻き起こしながら、ポップでキュートなオリジナル曲やCure²tronの「ぐるぐるマジック」を元気いっぱいに届けると、カヨコへと繋いだ。

"みんな、OSIRISは好きか? 「バンドやろうぜ!」は好きか? 音楽は好きか?"と呼び掛けてスタートしたカヨコは、"バンドやろうぜ!"に登場するFairy Aprilの「スリルを頂戴」の作曲を手掛けたシンガー・ソングライター。そのパワフルな歌唱もさることながら、サポート・メンバーとして集結した、PENGUIN RESEARCHの神田ジョン(Gt)を始め、イガラシ(Ba/ヒトリエ)、komaki(Dr/ex-tricot)、モチヅキヤスノリ(Key)という辣腕のプレイヤーたちが生み出す骨太のバンド・サウンドも素晴らしかった。

ラッパーのLotus Juiceは、DJ WAKAと共にステージ・イン。"バンドやろうぜ!"ではOSIRISらのライバル・バンドとして登場するFreezingの歌唱を担当するLotus Juiceは、"ジョジョの奇妙な冒険"の使用曲「Overdrive」や、Freezingの「Night Thinker Day Dreamer」でフロアを完全にあたためると、トリのOSIRISにステージを託した。

メジャー・シーンを見据えるOSIRISの決意が詰まった "成長のストーリー"

"バンドやろうぜ!"のテーマ曲が流れ出し、一段と高い歓声がフロアに響き渡るなか、OSIRISの4人がステージに登場した。"極彩色の魂を、鳴り響かせよう"――ヴォーカルの小林がゲームの中でも使う決めゼリフを言い放つと、「Into the Madness」でライヴをスタート。レイ・セファート(Gt)、来栖真琴(Ba)、小金井 進(Dr)という3人の楽器隊が繰り出すへヴィなロック・サウンドに乗る小林の妖艶な歌声が、ダークで刹那的なOSIRISの世界観を作り上げていく。緑のレーザーがファンの頭上をめまぐるしく走り、初っ端からフロアのボルテージはマックスに。軽快なビートが駆け抜けた「Desire」では、金髪で長身のレイがステージ際まで歩み出て魅せる美麗なギター・プレイにも目を奪われる。まるでゲームから飛び出したような4人のヴィジュアル――闇を纏い、儚げでありながら、心には激しく燃えるような想いを宿す、そんなバンドのイメージを壊さない熱いライヴだ。

"今日はOSIRIS、2回目の主催ライヴに来てくれてありがとう。楽しんでもらえてる?"。最初のMCで小林が静かに問い掛けると、フロアからは"楽しいー!"と全力のレスポンス。"良かった。最後まで一緒に楽しんでいこう"と短く伝えて繰り出したのは、ゲームの配信に先駆けてフィジカル盤CDとしてリリースされた「Voice」だった。来栖が弾く暴れ馬のようなベース・ラインで口火を切ると、ステージが真っ青に染まる。クールで寡黙なOSIRISというバンドの"伝えたい想い"、その意志を代弁する小林の伸びやかな歌声が会場に力強く響き渡った。熱狂的なフロアの雰囲気が変わったのは、ゆったりとしたスネアのリズムが刻まれる優しいミディアム・ナンバー「Way of Light」。さらに"クリスマスにぴったりのカバー曲を用意しました"と、「12月のLove Song」(GACKT)と「いつかのメリークリスマス」(B'z)も披露。この日のために特別に用意されたバラード・ナンバーの数々で、ステージに穏やかな光が降り注ぐと、先ほどまでは腕を上げたり、ヘドバンをしたりと、思い思いに盛り上がっていたファンも一転、ステージに熱い視線を注ぎ、静かに耳を傾けて、会場は神秘的なムードに包まれた。

"少しはクリスマス気分を味わってもらえただろうか"。小林が誰に問うでもなく呟くように漏らし、"次で最後の曲です"と告げると、"えー!!"とファンからブーイングも。しかしここで、ファンのひとりから"かかって来いや!"という声が上がると、小林もこれに触発されたのか、"かかって来いや! ついて来い! 踊り狂え!!"と叫び、そのままラスト・ソング「Bloody Masquerade」へとなだれ込んだ。ハロウィン限定で配信された魅惑的なこの曲で、小林がレイと来栖の肩に腕を置き、もたれかかるようにして歌うと、フロアからは悲鳴のような歓声が湧く。そしてエンディングとともに"今日はありがとうございました"とひと言、メンバーは最後まで媚びる様子もなく、颯爽とステージを去っていった。

再びメンバーがステージに揃ったアンコールで、"話したいことがある"と切り出した小林。"「バンドやろうぜ!」からOSIRISとしてデビューしてから半年。最初はお客さんが10人ぐらいで、今日はこんなに来てくれて本当に幸せです"と感謝の気持ちを伝えたあと、2017年2月10日に初のワンマン・ライヴ"GENESIS"をOSIRISとして初のライヴを行った場所、新宿Zirco Tokyoで開催することを発表。さらに、3月17日にはBLASTとのツーマン・ライヴ"「バンドやろうぜ!」ドリームマッチ デュエル・ギグ 3・17@赤坂BLITZ BLAST vs. OSIRIS"を赤坂BLITZで開催することも発表した。ここで突如、関係者席にいた生田鷹司(BLASTのヴォーカル 東雲大和役)から"大和大和ー!"と声が上がると、"行くよー!"という歓喜の声が会場中に飛び交った。そして"アンコール、曲行くぜー!"という小林の絶叫から、L'Arc~en~Cielのカバー曲「Driver's High」へ。空高く突き抜けるような開放感のあるナンバーのあと、"闇を照らす光となれ......!"と低く絞り出すように告げる声に導かれてラストを飾ったのは「Darkness」。"いつかはメジャー・シーンへ"というOSIRISの決意が詰まった、鉄板のアンセムで熱くライヴを締めくくった。

ゲーム内で少しずつ成長していくバンドの物語を体現するように、リアルでもまた会場のキャパシティを広げながら成長していくOSIRIS。"ゲーム発のバンド"という枠を超えた大きな可能性をこの先に残すライヴだった。

APP INFORMATION
Aniplex×Sony Musicが贈る"青春"×"バンド"リズム・ゲーム "バンドやろうぜ!"


好評配信中
価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)
対応端末:iOS/Android
オフィシャル・サイト:http://www.banyaro.net/
オフィシャルTwitter:@banyaro_net

LIVE INFORMATION
"OSIRIS ONE-MAN LIVE「GENESIS」"

2月10日(金)新宿Zirco Tokyo
OPEN 19:00 / START 19:30
チケット:¥3,500(+1D)

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