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INTERVIEW

DIR EN GREY

2011.01.09UPDATE

2011年01月号掲載

DIR EN GREY

メンバー:Die(Gt) Toshiya(Ba)

インタビュアー:KAORU

-2010年もライヴ三昧のDIR EN GREYでしたが、少し振り返ってみますね。『UROBOROS』の世界が武道館で終焉して、半年後から<THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010>が始まりました。このツアーは、ノンテーマで行われたということなんですが、アルバムというテーマ前提のあるツアーと比べて、気持ち的な部分で変化はありましたか?

Die(以下D):武道館で『UROBOROS』の世界は作られたから、気持ち的に一回フラットに戻って、『UROBOROS』っていう枠をはずれた中の、『UROBOROS』の中の曲と対峙出来たっていうのはありますね。曲順も、今までなら決まっていたものを一回取り払って、いろんな場所に置いてみることで、更に曲の色んな表情を見れたっていうのもあります。

Toshiya(以下T):武道館で『UROBOROS』は幕を下ろすという形だったので、自由度が広がったというか、縛りが少なくなった感じはありました。今までは『UROBOROS』を表現するんだ!って意気込んでた部分があって。それがなくなるわけじゃないけど、凝り固まっていたものから解放されたっていうのはありました。

-過去にリリースした曲をリアレンジして演奏されていたりもしましたが。

D:過去の曲を演奏すると難しいんですよね。単純に、今のチューニングに合わせてやるだけでいい曲もあったりしたけど、それでも全く合わない曲とかもあって。今のバンドのタイム感ていうのは、後ろ気味のリズムの取り方で、重たい感じになってるんですけど、原曲だと、今よりもっとスピード感があったりして。当時だからこそ出せた疾走感とかスピード感を出すことで、改めて得られたものはありました。

-なるほど。これからリリースするシングルには、アルバム『VULGAR』から「OBSCURE」のリアレンジされたヴァージョンが収録されるわけですが、それについては後ほど詳しくお聞きしますね。その前に、海外ツアーについて。ロシアでは初めてのライヴを行ったそうですね。なんでも、冷房が全然効かなくて大変だったとか。

D:暑かったですねー。異常気象だったみたいで。ロシアってそんなに暑くならないんですけど、異常気象の所為で山火事まで発生して。空港に降りたら辺りが真っ白で、なんでこんなに煙いんだ?っていう。空港からホテルまで車で2時間くらいなんですけど、冷房が付いてなくて。窓を開けたら煙が入ってくるし(笑)。機材が届いてなかったりして、待たされて、その間水分を全く取ってない状態で車に乗り込んだので、最早サバイバルでしたね。ライヴ会場も、元々寒い国だから、暖める機械はあっても、冷やす機械はないんですよ。もう汗と湿気でビショビショでした。そして音も湿ってるという。

-それは大変でしたね…。

D:意識が朦朧としてしまって。昔を思い出しましたね。インディーズの頃にライヴハウスでやってた時を。

T:でも、ロシアには初上陸だったので、ファンが待っててくれた感じっていうのは凄くありましたね。

-その後、APOCALYPTICAとのジョイントツアーを行ったわけですが、いかがでしたか?

D:凄くいいツアーだったと思います。お互いの持ち時間は一緒で、APOCALYPTICAの出番が最後だったんですけど、彼らを見に来てる人も俺たちを見てくれてたし、その逆もあったし。

-APOCALYPTICAも、DIR EN GREYとは音楽的には異なれど、孤高たる音楽を表現しているアーティストですから、通じるものがあったのではないでしょうか。

D:うん。すごく雰囲気があって、世界観も作り込んでて。アメリカのバンドとかだと、ドーンとでかい音出せばいいだろみたいなこともあったりするけど(笑)。彼らの世界観は俺らに通じるものがありましたね。

-APOCALYPTICAのライヴで、京さんが彼らの曲を歌ったそうですが、ステージをご覧になってどう思われました?京さんがDIR EN GREY以外のステージで歌うのって、なかなかないことですよね。

D:一緒にDIR EN GREYをやり始めてからは、初めてだったんじゃないかな?なんていうか…凄かったですね。ちゃんとAPOCALYPTICAの中に溶け込んで歌ってましたよ。曲も合ってたと思います。

-そして10月のツアーがありつつ、LOUD PARK 10へも出演されて。LOUD PARKには4年ぶりの出演だったわけですけど、4年前に比べたら、LOUD PARKに来ているお客さんにも自然に受け入れられる状況っていうのがあったんじゃないかなと思うのですが。

D:正直、4年前はね、お前ら場違いだぞみたいに思われてた部分もあったと思うけど、その頃よりはね…って言っても、実は今年もそんな感じなのかなーと思いつつ、実際にステージに上がったら滅茶苦茶エキサイトしましたね。