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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

Villains

QUEENS OF THE STONE AGE

『Villains』

Release Date : 2017-08-25
Label : BEAT RECORDS / MATADOR

CD : ¥2,200 → ¥1,638
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「Feel Good Hit Of The Summer」や「No One Knows」がクラブ・アンセムとなったときの記憶は忘れない。結成から20周年を迎え、二度のキャンセルを経てようやくフジロックへの出演も果たしたQOTSAの最新作。プロデューサーには前作と同様にMark Ronson(Bruno Mars参加の「Uptown Funk」のあの人ですよ!)を迎え、レコーディング・エンジニアは、オルタナティヴ/シューゲイザーの代名詞的存在、Alan Moulderが務めている。この作品にはラウドロック好きにとって重要な"重低音"はない。これは、おそらく意図的に引き算されているのだろう。しかし、思えばいつでも、QOTSAの作品というのは、リスナーの"飢餓感"に訴え掛けてくるものばかりだった。と、考えれば納得がいく。重低音が薄いからこそ生々しいディストーションや全体のヴォイシングの妙が際立っている。David Bowieのベルリン三部作に通じるような音像。でも、やっぱりメタルでロックンロール。 KAORU