COLUMN
SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.17
やぁ、みんな。
俺は今ドイツにいるんだ。壁にはたくさんの絵が描いてある、ちょっと古ぼけたクラブのようなところに座って、これを書いているよ。熱気が凄くて、俺の顔に扇風機が風を送ってくれるけどちょっと汗を引かせてくれるだけだ。半年の休みを挟んだ後の昨晩のベルギーでは凄く良いライヴができたよ。完璧に調子が戻った。
俺は昨晩ANVILのリップスに会うという名誉を得られたんだ。彼は本当に映画での彼のようで(何か違うことを期待していたわけじゃないよ)、でもあの映画を見た後で彼のような謙虚な紳士に会うというのはどこか奇妙なことに思えたな。彼はもっと少年のような感じで、彼をビールが売っているテントの近くに連れてきたMASTODONのブレントと、3人で飲んでいたんだ。時間が過ぎるに連れて、俺はリップスとANVILにとってこの突然の成功が良いことなのかどうか思わざるを得なかったよ。ANVILは凄いバンドだよ。でもどこか音楽ではなく、映画(=『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』)でビッグになったことに違和感を覚えるんだよね。想像してごらん。もしオジー・オズボーンが、テレビで「オズボーンズ」がオンエアされた後にロックスターになったら。俺はANVILの今日の成功が音楽によってもたらされたものだと願うよ。俺もあの映画が大好きだとしてもね。
ところで、最近カナダのトロントから自宅に戻ったんだ。4ヶ月ほど彼女と過ごしていた。トロントは最高の街だね。観に行くライヴがたくさんあったよ。さらに湖が近くにある。俺はこういう水が近くにある場所から遠いところには住めないんだ。きっと何かがあるんだろうな。すぐに海を見渡せるようなところは俺自身ホッとするね。今、彼女が来たよ。どうやらガムを踏んでしまったらしい(笑) 彼女はこのフェス・ツアーにとても興奮しているんだ。毎日新しい国に行くことができるからね。フィンランドでの雨と凄い霧のフェスからベルギーの太陽がギラギラと照りつくフェスへ多くのバンドと行動したんだ。観たいだろ?
俺たちは一旦家に帰る代わりに、週末のフェスティヴァル出演に結び付けるためにドイツで2日間単独のライヴをするんだ。仕事で2日間をフイにする以外に理由がないからね。あ、伝えるのを忘れてたよ。俺は今「普通の」仕事をこの夏からしているんだ。俺の地元であるスウェーデンのユニリーヴァで、俺の友だちが社長をやっている会社で、食用油を精製しているんだ。マジで新しい生活だよ。俺は2003年から普通の仕事ってやつをしていなかったんだ。音楽活動だけだった。俺は以前、自分が休めないことについて話したよね? そして俺はそれまでの自分と大きく異なった仕事をはじめた。これが俺が言えることのすべてなんだ。休む暇がないよ。平日は工場で働いて、週末はロックスターになる。まるで映画『フラッシュダンス』の世界みたいだね。
ちょっとね。バンドは仕事の代わりのスパイスになるんだ。俺は本当に楽しんでいるよ。それは両方の世界からベストなものをゲットするようなものだ。楽しみな時間が未来にある。またね!
乾杯!
ビョーン“スピード”ストリッド
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