ENTER SHIKARI、アレクサンドラ・パレスでの「The Dreamer's Hotel」ライヴ映像公開！

ENTER SHIKARIが、2021年12月4日にロンドンの展示場兼宮殿アレクサンドラ・パレスにて開催したライヴより「The Dreamer's Hotel」の映像を公開した！
　

Enter Shikari - The Dreamer's Hotel (Live at Alexandra Palace. London UK. 04.12.21).
　
ENTER SHIKARIはこのライヴの背景について、以下の通り説明している。
　

ちょうど1年前の今日（これを書いている時点）、俺たちは『Nothing Is True & Everything Is Possible』UKツアーの初日を演奏した。COVIDのロックダウンのガイドラインにより何度か延期され、会場の都合でツアーのルートを変更する必要があったため、2年間ライヴから強制的に離れたあと（2021年夏の"Download Pilot"と2020年初頭からのいくつかの再演を除く）、ツアー再開後の最初のライヴは、10,000人規模のアレクサンドラ・パレスを完売する結果となったんだ。それならプレッシャーはないね。
　
ありがたいことに、その1週間前に小さなウォームアップ公演をいくつか追加することができた。しかし、このウォームアップ・ショーは、ステージに戻るという感覚を思い出させるだけでなく、もっと重要なものになることがわかった。
ツアー開始の24時間前、Chris（Batten）はCOVIDに陽性反応を示した。突然、アリー・パリー（アレクサンドラ・パレス）だけでなく、ツアーの最初の1週間以上全体が危険にさらされる可能性が出てきたんだ。クルーやサポート・バンド、観客を感染の危険にさらすわけにはいかなかったが、俺たちの兄弟 Batty Cなしで人生最大のヘッドライン・ショーを行うことは不可能だとも考えていた。
　
幸運なことに、俺たちは土曜日のショーに先立ち、金曜日はずっとアリー・パリーにいる予定だった。そこで、ツアーの全スタッフがすでに1ヶ所に集まっていたため、緊急会議が開かれ、髪を抜き、神経をすり減らしながらも、最終的なプランが練り上げられた。Rory C（Clewlow）は一晩中起きていて、数日前のBexhill-On-Seaでのウォームアップ・ライヴを幸運にも録音しておいたマルチトラックを丹念に編集していた。Chrisのベース、ヴォーカル、キーボードのパートはエレクトロニクスのタイムコードに挿入され、彼の本質（つまり、曲間の発言のサンプリング）はキーボードの中で強く生きている。25％の"ロボットSHIKARI"が誕生したんだ。
ライヴは緊張して始まったが、観客の温かさと寛容さですぐに盛り上がり、アンコールではChrisのビデオ・コールで全員が笑顔になった。もちろん、クルーをはじめ、会場にいたすべての人が、1日足らずで敗北かと思われた状況から"勝利"をもぎとったことに感謝しているのは言うまでもない。
　
もし、もっと早く、"ちゃんとした"バンドではないことがわかっていたら、このショーを撮影していただろうか？おそらく、そんなことはないだろう。しかし、すでにみんなが集まっていて、お金もかかっているんだから、この奇妙な状況を記録して広めることに意味があると思ったんだ。"前代未聞の時代のドキュメント"とでも言うべきだろうか。
　
この映像の物語にさらなる展開を加えるなら、2022年の初め、私たちはウクライナのキエフにいる友人で仕事仲間のOleg Roozにファイルを送り、彼の編集技術をこのプロジェクトに取り入れることにした。その数週間後、ロシア軍が彼の国に侵攻してきた。電力不足と停電、そして砲撃の恐怖に怯えながら、オレグはショーの映像を編集し、現在の形に仕上げてくれたんだ。彼の献身的な努力に感謝し、彼と彼の家族に愛と力を送りたい。
　
音声のミキシングは、長年の友人であり、クルーの一員でもあるJoe Crouchが担当した。彼の仕事は、俺たちとのやり取りを除けば、このプロジェクトで最も簡単な仕事と言えるだろう:)
　
明らかな質問に答えると、"イエス"だ。いずれショーの全貌を見ることになるだろう。今はそのことにこだわらないでくれ。
　
このショーを成功させたすべての人、そして一緒に来てくれた人たちにありがとう。そして、ステージに何人いようといまいと、どのショーにも来てくれたみんなに感謝する。君のおかげで、また素晴らしいステージに戻ることができたよ。
　
「The Dreamer's Hotel」へようこそ。滞在を楽しんで。