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INTERVIEW

ENTER SHIKARI

2010.04.05UPDATE

ENTER SHIKARI

Member:Rou Reynolds(Vo&Electronics) Rory Clewlow(Gt)

Interviewer:KAORU

-今日のライヴについてですが、ENTER SHIKARIの前に出演するESCAPE THE FATE、A DAY TO REMEMBERとは、元々交流が深いのでしょうか?

Rou:どちらのバンドも元々名前は知ってたんだけど、メンバーとは知り合いではなかったよ。ただ、A DAY TO REMEMBERとは、このツアーが始まる前に、オーストラリアのSOUNDWAYで一緒になったんだ。ただその時は、俺達のライヴの時間と彼らのライヴの時間が、違うステージで被っていたから見れなかったんだよね。今日初めてライヴを観るんだよ。

-今日のライヴの意気込みを教えてください!

Rou:今日は、日本ツアーの最終日だからとても楽しみにしているよ。

Rory:いつもと同じにやるだけだけどね(笑)

Rou:まぁね(笑)会場は小さくても、人がたくさんいてもいなくても、いつもと同じように、俺達らしいショウをみんなに観てほしいと思っているよ。

-それでは、先日リリースされた企画盤『Tribalism』について聞かせてください。新曲が2曲、ライヴ音源にリミックスと、全15曲が入っていて、ボリューム満載ですが、このアルバムのアイデアはいつ頃から?

Rory:きっかけとしては、この頃一緒によく仕事をしている、イギリスのHospitalっていうレーベルがあるんだけど、そこの人たちから『Common Dreads』の曲を全てリミックスしたいと言われていてさ。それが聴いてみたらいいリミックスばかりで。それ以外にも俺達の友達がリミックスしてくれてたりしてたんだけど、今までちゃんとした形で発表出来ていなかった。こういう素晴らしいリミックスを放っておく手はないと思ったし、『Common Dreads』をレコーディングしている時に入れられなかった曲もあるから、それと合わせて一つの形でリリースしようと思ったんだ。次のアルバムへの先駆けとしてもね。

-とても興味深いリミックスばかりですね。「No Sleep Tonight」1曲にしても、色んなやり方があるんだなぁと思いました。特に「Juggernauts」のBLUE BEARリミックスが、個人的には好きです。ダブステップに入るのでしょうね。

Rory:そうそう!あのリミックスは最高だよね!!!BLUE BEARの彼らのやってくれたリミックスの中でも初期のものなんだ。True Tigerっていう友達のレーベルを通して作ったリミックスなんだけど、彼らは「Juggernauts」以外の曲もたくさんリミックスしてくれているよ。将来的には彼らのリミックスは、もっと出てくるんじゃないかな。

-新曲2曲も最高ですね。エレクトロ色も強いですが、生のリズムの良さも際立っていて。ENTER SHIKARIはどんどんかっこよくなっていってるなぁと思いました。先ほど『Common Dreads』のレコーディング時に入れられなかった曲があったと仰っていましたが、どちらもその時の曲なのですか?

Rory:「Tribalism」は、大体『Common Dreads』と同じ時期に出来た曲だよ。「Thumper」は全くの新曲だね。

-歌詞はどのようなことが歌われているのですか?

Rou:「Thumper」は、今までの俺達の曲に共通するテーマなんだけど、"みんなが一つになる"っていうこと。だけど、今までの曲よりも、もっとテンションとしてギリギリのところで、死にもの狂いでみんなに呼びかけているっていうのかな。一つになるだけじゃなく、自ら行動を起こそうっていうことを訴えているよ。「Tribalism」は、資本主義(Capitalism)と部族主義(Tribalism)は、同じくらい悪いことだということを歌ってる。だって、結果的に、CapitalismがTribalismを呼び起こしていると思うからね。

-なるほど・・・。興味深いテーマですね。演奏として苦労した点はありましたか?

Rory:どちらの曲も、演奏面において試行錯誤した感じではないんだけど、曲のフロウを大切にしたよ。アウトロに関してはレコーディングの最後に付け足した感じで、なかなか出来なかったんだけどね。

-今日のライヴでは、この2曲は披露されるのでしょうか?

Rou:ううん、その予定はないよ。

-ええ!どちらも素晴らしい曲だから、ライヴで聞けるのを凄く楽しみにしていたんですよ~(泣)

Rory:ヨーロッパツアーで「Thmpre」はプレイしてたんだけど、日本では、まだこの2曲がどれだけ浸透してるかわからないからね。