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LIVE REPORT

GOTCHAROCKA

2024.12.25 @赤羽ReNY alpha

Writer : 杉江 由紀 Photographer: WHOKO

無事完遂。年をまたいで1月18日のSHIBUYA DIVE公演まで続く"GOTCHAROCKA WINTER CIRCUIT 24'~25'「Go Round 0 to 0」"自体は、目下続行中であるものの、GOTCHAROCKAが始動"12"周年を記念して2024年に"12"ヶ月連続で展開してきたマンスリー・ライヴの最終回"GOTCHAROCKA 12th Anniversary monthly project「Twelve step stairs」~12th stage~「THE FINAL SQUARE」"が、このたび赤羽ReNY alphaにて開催された。

ここに至るまでの間、GOTCHAROCKAは同マンスリー・ライヴ内にて、以前からシリーズ化していた"スウィートリベンジ"の一環として、"-Red style-"や"-White mode-"に"-Black craze-"といったサブタイトルを付けて、色をテーマにしたライヴを行ったり、遊び心いっぱいな"-出動!HYPER POLICEMEN-"なるサブタイトルを冠して、コスプレ感と企画要素の強いライヴにも挑戦したりしたほか、メンバーにとっての人生初ライヴを再現するべく行ったコピー曲限定ライヴ"-Remember that first gig(人生初ライブを思い出して再現してみる1日)-"、アイドルをテーマに据えた"-見るな危険...禁断のI♡JJTGR-"を開催し、多彩な趣向を凝らしながら多角的に彼等の魅力を発信してきたわけだが。

ちょうど12月25日にあたったこの夜のライヴにおいては、どうやらクリスマス・パーティーが1つのテーマになっていたものと思われる。なぜならこの日は樹威(Vo)、JUN(Gt)、十夜(Gt)がゴージャスなお揃いの真っ赤なタキシードで舞台に現れた上で、「赤いマフラーを巻いた女の子」や「Polaris」等、冬にちなんだ楽曲たちを織り込んだセトリでパフォーマンスを展開してくれたからである。 "2024年1月から始まった「TSS=Twelve step stairs」ですが、とうとう最後の12回目となりました。皆さん集まってくれてどうもありがとうございます!"(樹威)

クリスマスと言えばケーキは付き物だけに、このライヴの本編後半ではしっかりと「Shortcake」も演奏されることになり、その小気味よい曲のリズムに合わせて、オーディエンスがカラフルな光るグッズを揺らしていた光景も、実に華やかだった。聖夜にぴったりなGOTCHAROCKA流パーティー・チューン「White-Hymn-Choirs」についても、JUNと十夜の奏でるダイナミズム満載のギター・アンサンブルと、樹威の伸びやかなヴォーカリゼイションによって、場がさらに盛り上がっていくことになったのは言うまでもない。

また、アンコールでは2024年12月に発表されたばかりの最新シングル曲「The Die Is Cast」や、2024年夏に出た6thミニ・アルバム『MONARDA』に収録されていた表題曲も披露されることになり、この夜は総合的に見て、GOTCHAROCKAの現在進行形で旬な部分も味わえるライヴになっていたのではないかと思う。

"みんなはやっぱ、小さい頃ってサンタさんいたでしょ。俺は浄土真宗本願寺派育ちなんですよ。お寺の孫なんで、実はサンタさんは来たことがありません!"(JUN) JUNからの突然の告白に対して場内からどよめきが湧き上がった一幕もあったが(笑)、始動以来"ガチャガチャしたロック"を身上としながら、GOTCHAROCKAがずっと変わらずに貫いてきたバンドとしての真髄は、今回の"GOTCHAROCKA 12th Anniversary monthly project「Twelve step stairs」~12th stage~「THE FINAL SQUARE」"でも確かに息づいていたと言えよう。引き続き、2月から4月にかけての"GPS主催 スウィートリベンジ '25"にも大いに期待したいところだ。

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