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LIVE REPORT

waterweed

2024.07.06 @初台WALL

Writer : フジジュン Photographer:Anri Nagata

今年5月にリリースした最新アルバム『Departures』を掲げて、現在リリース・ツアー中のwaterweedが、ツアー東京公演1発目となる"International You Day 22"を初台WALLにて開催した。LEXTとThe Coastguardsを迎えての3マン・ライヴは、たくさんのファンや仲間が詰めかけてのお祝いムードもありながら、ニュー・アルバムでより進化したサウンドを聴かせ、新たな表現方法にも挑んだwaterweedの最新型を見せつける絶好の機会となった。

特攻隊長として登場したのは4人組メロディック・パンク・バンド、LEXT。2005年結成、メンバーの脱退加入によって編成も変えながら、19年の長きにわたってライヴハウスの最前線に立ち続けている彼ら。2017年にはwaterweedと共にアジア・ツアーも敢行した、戦友と言えるLEXTのステージは、勢いと疾走感のある歌と演奏でフロアを埋めるオーディエンスを沸かせ、賑やかに、華やかにレコ発を祝福するものだった。フロア前方でモッシュが起き、会場中が拳を突き上げ歌声を合わせる風景はクライマックスさながら! がっつり会場をヒート・アップさせて、特攻隊長としての役割をしっかり果たした。

続いての登場は、千葉県柏市を拠点に活動する5人組メロディック・ハードコア・バンド、The Coastguardsだ。2011年結成、waterweedとは約10年来の付き合いとなる、これまた戦友と言えるこのバンド。心震わす激しく重厚なサウンドと、ダイレクトに胸を突き刺すメロディと歌声。ライヴを観るのは初めてだったが、5人が強烈な熱気を放つ熱いステージングに夢中になっていると、同様に心惹かれたオーディエンスがステージ前に引き寄せられていったのも印象的だ。たっぷり気持ちの入った熱いステージは、waterweedへの愛情表現やエールにも見て取れて、男と男の熱い友情を感じた。

大トリを務めるのは、もちろんwaterweed。ステージにメンバー4人が登場すると、最新アルバム『Departures』同様、イントロダクション的な1曲目「Terminal」が流れ、「Daybreak」でライヴが本格スタートした。Shigeo Matsubara(Dr)のシンバル・カウントから、ギター・イントロで静かにゆったりと始まり、激しさを増していく演奏。感情を抑えたTomohiro Ohgaの歌やベース・サウンドも、高ぶる感情を表すように激しさを増していき、勢いのそのまま「Cure」へ突入。アルバムに沿った世界観を丁寧に構築していくライヴ構成に、観客がどんどん没入していくのが分かる。

今年1月配信リリース、アニメ・タイアップ且つ日本語詞への挑戦となった「Cure」だが、荒々しいライヴ・アレンジにフロアから熱い拳が上がり、新鮮さこそあれど違和感は全くなし。続いて「Music is Music」、「Beyond the ocean」とライヴ定番曲を惜しみなく放つと、オーディエンスは大熱狂。間髪入れずに次々と楽曲を畳み掛け、加速度的にフロアをブチアゲていく。

イントロのライトハンド奏法に歓声が上がった「Good luck」、軽快なドラムとベースで始まる、疾走感のある「My excuse」といったアルバム収録の新曲を軸に、「Boring talk」など人気曲を挟んだセットリストで構成されたこの日。ツアーの成果か、危うさなど一切なく、すでにライヴのノリが完成されている感さえあった新曲たち。アルバムをしっかり聴き込んできたファンも拳を上げて歌声を合わせ、会場に強烈な熱気と一体感が生まれているのがものすごい。

アルバム収録曲の中でもライヴの画を想像させた「Stay true」、「Clean your hand, Clean your heart」といった曲が続き、想像以上の盛り上がりを目の当たりにすると、一篇の物語を観ているように激しくドラマチックな「Endless trip」が雰囲気を変える。さらにベース・イントロに歓声が上がった「I against(777inch cover)」と続き、感情的なヴォーカルで胸を締めつけると、16曲を歌い切ったところでMCへ。

"ここ2年くらいMCをしてなかったので、どういうことを話そうか考えているんですけど。レコ発だからって言いたいことがあるわけでもなくて、みんなが楽しんでくれたらそれでいいんですけど"と少し恥ずかしそうに話し始めたOhgaは、"『Departures』というアルバムを出しました。前作から5年くらいの間で、もう二度と会えない先輩がいたり、大好きだった人が離れていったり、いろいろな別れを経験して。今までだったらカッコつけて、歌詞にはせずにやってきたと思うんですけど、そのときそのときのリアルを歌詞にしてみたら、いい曲ができたなと思いながら作って"と新曲たちの制作秘話を語る。

さらに、"自分の情けないところや弱いところも曝け出して、いざリリースしてみたら、その曲を好きだって言ってくれて。皆さんのおかげで浄化できました。ありがとうございました!"と感謝を告げると、ラストはたっぷり気持ちを込めた歌と演奏で「Empty light」、「Hope」を披露して本編をフィニッシュ。

イントロに歓声が上がり大合唱が起きた「Deep inside」で始まったアンコールは、「Only for us」、「Monologue」と人気曲を畳み掛け、フロアをぐちゃぐちゃにかき回して終演。ラウド黎明期から積み上げてきたキャリアと貫禄、そして新曲たちから見える最新型のライヴ・スタイルのどれもが絶妙なバランスで噛み合う、素晴らしく凄まじい公演だった。


TOUR INFORMATION
"Departures TOUR"

7月27日(土)長崎 佐世保 GARNET
w/ CODE AXE

7月31日(水)大阪 心斎橋 SINKAGURA
w/ SIGHTS / THE MY BABY IS A HEAD FUCK

8月10日(土)福岡 小倉 FUSE
w/ the American Movie / IZP / POP DISASTER /
Joe's Away From Her / ACCIDENT I LOVED

8月11日(日) 広島 CONQUEST
w/ THE DISASTER POINTS / SO-CHO PISTONS / THE BROKEN HEARTS CLUB /
THE TUESDAY / heaven's gate / OMRIC / JELLO(DJ)

8月12日(月)岡山 CRAZY MAMA 2nd Room
w/ CODE AXE / NAFT / BOOCUSS / THE MAYTH / FIRST TO FIGHT

9月14日(土)茨城 mito LIGHT HOUSE
w/ True Fight / LOYAL TO THE GRAVE / Otus and more

9月15日(日)東京 三軒茶屋 HEAVEN' S DOOR

9月16日(月)神奈川 横浜 B.B.STREET ※ワンマン

9月21日(土)京都 SOCRATES

10月5日(土)大阪 十三 GABU

10月6日(日)兵庫 神戸 BLUEPORT

10月12日(土)静岡 浜松 G-SIDE

10月13日(日)滋賀 浜大津 B-FLAT
w/ THE DISASTER POINTS / KiM / redmammoth / 東狂アルゴリズム

10月19日(土)新潟 club RIVERST
w/ UNBIRTHDAY / DOGGYMAN / Unlax and more

10月20日(日)福島 郡山 PEAK ACTION

11月2日(土)長崎 STUDIO DO!

11月3日(日)福岡 YOJIGEN

11月4日(月)大分 club SPOT

11月9日(土)金沢 DOUBLE

11月10日(日)岐阜 柳ヶ瀬 ANTS

11月16日(土)静岡 UMBER

11月17日(日)埼玉 越谷 EASYGOINGS

12月14日(土)北海道 岩見沢 DIG

12月15日(日)北海道 札幌 161 SOUKO

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