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INTERVIEW

SECRET 7 LINE

2018.06.19UPDATE

2018年06月号掲載

SECRET 7 LINE

Member:Narita(Ba/Vo) RYO(Gt/Vo) TAKESHI(Dr/Vo)

Interviewer:荒金 良介

いいツアーができそうだなという予感はあるんですよ バンドが本当にいい状態ですからね


-「I'LL BE THERE FOR YOU」の曲名はBON JOVIの名バラードから取ったんですか?

RYO:そうですね(笑)。まぁ、よくあるタイトルかもしれないけど、曲名は普通に英語タイトルにしたくて。あと、THE REMBRANDTSのカバー曲「I'll Be There for You」を1stアルバム(2008年リリースの『How many lines does she hide?』)に収録したこともありましたね。あと、今回歌で一番しんどかったのは「Sk8er Boi (Cover)」です。

-これはAvril Lavigneのカバー曲ですけど、聴くのと歌うのとでは大違いだった?

RYO:難しすぎて、かなり後悔しました。

一同:ははははは(笑)。

Narita:僕はPENNYWISEもカバーしたRAMONESの「Blitzkrieg Bop」が良かったんですけど、アンセムすぎるから。こっちの方が良かったですね。

RYO:ちなみに「Sk8er Boi」は外国人でもカラオケで歌いづらい曲みたいで。

-そうなんですね(笑)。原曲の良さを生かしつつ、シクセブらしいアレンジも効いてますね。

RYO:1ヶ所GOLDFINGERみたいなフレーズを入れました。このカバーはライヴでやれるかどうかわからないですね(笑)。

-「DON'T BOTHER ME」はBAD RELIGIONみたいなメロコアですね。

TAKESHI:仮タイトルは"Narita RELIGION"でしたから(笑)。

Narita:この曲は前作のときにあったものなので、新たに歌詞をつけただけです。90年代のオールドスクールな感じを出そうと思って。

RYO:「TILL THE SMELL'S GONE」もまた雰囲気が違って、これはいいんじゃないかなと。

-かなりポップな曲調ですね。

RYO:マイナー進行だけど、ポップですね。いい感じでエロさが出てるかなと。メジャー進行のポップな曲はこれまでもあったけど、この方向性はあまり作ってなくて、THE OFFSPRING感を出してみました。

-"マイナー進行"という言葉がちょくちょく出てきますが、それも今回意識したことだったんですか?

RYO:「GET IT RIGHT」、「STUCK IN MY HEAD」はマイナー進行の作りで、曲がダークに聴こえるんですよ。「TILL THE SMELL'S GONE」はダークに聴こえる進行だけど、そこまでダークに聴こえないラインができたので、自分の中では新しいんですよね。

-なるほど。「LET'S TOAST」みたいな曲調も新しいですよね?

TAKESHI:ないっすね。

Narita:酒! って感じですよね。"乾杯"って曲名ですからね。

RYO:仮タイトルは"Narita COKE$"でしたから。

-THE CHERRY COKE$じゃないですか(笑)!

Narita:僕はそんなつもりで作ったわけじゃないけど、メロディがカントリー調だったので、それを速いビートでやってみようと。僕はME FIRST AND THE GIMME GIMMESみたいなイメージでした。そしたら、メンバーが"Narita COKE$"と言い始めたんですよ(笑)。

-これまでのファンは驚く曲調ですね。そういう意味で、今作のレコ発ツアー(7月から開催する"7 LOCUS TOUR 2018")はまた楽しみです。

RYO:幅は広がりましたね。この体制で初のフル・アルバムが作れたので、いいツアーになりそうだなと思います。

TAKESHI:たしかにいいツアーができそうだなという予感はあるんですよ。バンドが本当にいい状態ですからね。