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INTERVIEW

SECRET 7 LINE

2018.06.19UPDATE

2018年06月号掲載

SECRET 7 LINE

Member:Narita(Ba/Vo) RYO(Gt/Vo) TAKESHI(Dr/Vo)

Interviewer:荒金 良介

-今作の中で「GET IT RIGHT」が一番好きな曲ですね。

Narita:おっ、マジですか!

RYO:これはHOOBASTANKじゃないの?

Narita:そうですねぇ。僕は90年代を軸に作ることが多いんですけど、「GET IT RIGHT」はそれから10年ぐらい進めた感じですね。

TAKESHI:最初はHARD-ONSって言ってたんだっけ? そういう曲を作ったと言ってたら、結果HOOBASTANK寄りになったという。

Narita:HOOBASTANKは好きで聴いてたけど、そういう感じの曲がなかったから。シクセブだからこそ、いろいろやってもいいのかなと思って。「DOWN TO HELL」(2012年リリースの4thアルバム『NOW HERE TO NOWHERE』収録曲)、「BURN TO THE GROUND」(2014年リリースの5thアルバム『LIVE HARDER』収録曲)みたいな曲もあるので、今までとは違うベクトルで曲を作りました。

RYO:「STUCK IN MY HEAD」に関しては、Naritaはシャウトが上手なので、それを生かしたくて作ったんですよ。

-Naritaさんの色をちゃんと楽曲に落とし込めたと。この曲はハードコア色が出てますよね。

RYO:たしかにハーコー感は出てますね。

-あとはメタル要素も感じました。

RYO:そうですね、仮タイトルは"SUM 41"でしたから(笑)。ズクズクした刻みを入れて、エセメタル感を出そうと。

-ここまでルーツが透けて見える曲調も珍しいですね。

RYO:シャウトがいい感じだったので、そういうパートも取り入れたくて。バンド的に芯の太い感じも出したかったし、ライヴでもゴリッとした感じを出したくて。FOUR YEAR STRONGみたいなバンドも好きですからね。

TAKESHI:もともと(RYOは)メタルっ子ですからね。

-RYOさんはパンクに出会う前はハード・ロック、メタルを通ってますもんね。今の3人の音楽的な共通項というと?

TAKESHI:共通項で言えばメロコアですね、NOFXとか。

Narita:あと、BLINK-182、NEW FOUND GLORYとか、そこは真ん中にある感じですね。その前はメタル、ハードコアに"こんとう"していた時期もあって。

TAKESHI:"こんとう"って何?

Narita:倒れ込んでいたというか。

-倒れ込んでいた(笑)?

Narita:(ケータイで確認しながら)あっ、"傾倒"ですね!

RYO:こういうところがあるんですよ(笑)。

Narita:難しい言葉を間違えることがあって。僕の中で新しいハードコアはNYハードコアで、古いハードコアだとGORILLA BISCUITSですね。パンクを知ったあとに古いハードコアを好きになって。スラッシュ・メタルは数年前に好きになったし。ハード・ロック、メタルで好きなのはHELLOWEEN、MR.BIGとかテクニカル系でしたからね。いろいろ聴いてました。なので、GORILLA BISCUITSっぽい曲を作ろうと思えば作れるけど、シクセブでやるのはさすがに違いますからね。

-今作の中で「I'LL BE THERE FOR YOU」は唯一の日本語曲ですね。

RYO:英語、日本語のふたつのバージョンの歌詞を作って、最初はどちらの言語を交ぜても通用する曲にしようと思っていたんですよ。でも今まで、最初から最後まで日本語の曲を作ったことがなかったので、この曲は日本語でいこうと。その方がダイレクトにメッセージも伝わりやすいですからね。聴いて"頑張ろう!"と思えるような歌詞を書きたくて。「GET IT RIGHT」もそんな感じですね。

-この曲でも2ビートを入れてますよね?

RYO:それもあって、今作はメロコアのイメージが強いのかもしれない。1曲目の「DAYBREAK」もそうですからね。日本語で歌うなら、たしかに2ビートの曲でやろうと思ってました。

-それはなぜですか?

RYO:メロコア・バンドっぽさがなくなってしまうのかなと思って。

TAKESHI:日本語でミドル・テンポだったら、ポップ・ソングになりかねないから。

RYO:そうそう。シクセブっぽさは出したくて。

-やっぱりメロコア感は大事にしてるじゃないですか。

RYO:そう言われると、そうですね(笑)。