INTERVIEW
SiCX
2017.11.22UPDATE
2017年11月号掲載
Member:メンバー:SHO(Vo) YU-$UKE(Gt)
Interviewer:インタビュアー:松本 圭輔(GEKIROCK CLOTHING店長)
-だいぶ早いうちから、オンリー・ワンを貫いていたんですね(笑)。SHOさんはどうですか?
SHO:僕も小学生のころから、すごく映画が好きで。YU-$UKEみたいに映画から受けた影響はありますね。でもファッションとしては、パンクとか何も知らないときに最初に衝撃を受けたのは、小学校5年か6年のときにやっていたドラマの"私立探偵 濱マイク"ですね。その中の永瀬正敏が超カッコよくて。ラバー・ソールとかGEORGE COXとか、そんなの全然知らなくて、"とりあえず、爪にマニキュアしてんのカッコいいな!"とか思って(笑)。
一同:(笑)
YU-$UKE:前に部屋もそれみたいにしたいとか言ってたもんね(笑)。
SHO:そうなんです(笑)。"濱マイク"のオープニングに出てくる部屋のまねして、読みもしない新聞紙を部屋に並べたり。母親が"濱マイク"っぽい革のコートを持ってたんで、そのコートを着て、でかいサングラスをかけて、うちも千葉の田舎だったんで、その恰好で友達のところまでママチャリで行ってましたね(笑)。
-その恰好で(笑)。
YU-$UKE:どんな小学生だ(笑)。
SHO:近所は梨園が多いんですけど、友達の家も梨作ってるとこが多くて。だから、革のコート着てでかいサングラスかけた小学生が、梨を抱えながらママチャリで帰っていくっていう(笑)。
YU-$UKE:で、帰った家には、部屋に新聞紙が並べてある(笑)。
一同:(笑)
SHO:"濱マイク"は、今でも観ますね。
-"濱マイク"は人生のバイブルにもなってるんですね。僕も出身が秋田で田舎なんですけど、僕はファッションとか音楽とか、そういうのに興味を持ったのが高校生くらいなので、遅かったんですよ。アパレルの仕事を選んだのも公務員のすべり止めだったくらいで(笑)。だから、早くから目覚めてる人はすごいと思います。
SHO:小学校にマニキュアして行ったときは、さすがに"お前、それは違うだろ"って感じになりましたけどね(笑)。
YU-$UKE:みんなロックとかそういう認識がないから、"お前、そっち系なの?"って(笑)。
SHO:そう(笑)。俺は濱マイクみたいになりたいから、早く大人になりたくて背伸びしてやってたんですけど、結局子供のやってたことなんで(笑)。パンチ効いた子供でしたね......。
一同:(笑)
-では、今現在のおふたりが普段から愛用しているブランド、スタイルなどあれば、それぞれ教えてください。
YU-$UKE:ブランドで言ったら、RADIOTSのYOSHIYA(Vo)さんがやってるPROPA9ANDAとか、あとはEGO TRIPPING、CYbER dYNE、CHORD NUMBER EIGHTとか。
-なるほど。なんとなくイメージわかりますね。
YU-$UKE:ミュージシャンがやってるブランドとかはやっぱり惹かれますね。そういう人がやってると、必然と服にも(アーティスト性が)表れるじゃないですか。
-PROPA9ANDAとかは特にパンク精神が出てますよね。うち(GEKIROCK CLOTHING)はCHORD NUMBER EIGHTは扱ってないですけど、T$UYO$HI(The BONEZ/Pay money To my Pain/Ba)さんと、Katsuma(coldrain/Dr)さんがコラボでやってるMUSIC SAVED MY LIFEは置いてるんですよ。
YU-$UKE:それの財布持ってますよ。今出てるやつの前の、初期のやつです。
-すごい。それ、持ってる人相当少ないですよ!
SHO:カッコいいですよね。
-今度また新作も入れるんです。SHOさんは、好きなブランドとかってありますか?
SHO:ほとんどYU-$UKEと一緒なんですけどね(笑)。基本は自分がスタッフをやってる店(COO)のものが多いですけど。10代のころは、Subciety、CRIMIE、RADIALLとかよく着てましたね。あとは、今のステージ衣装とかはDIYだし。
-作ってるんですね。
SHO:うちのCOOのオーナーから譲ってもらったものとかが多くて。ケツあてとかは自分で作ったり。あとはほぼ同じだよね。
YU-$UKE:そうだね、あとはRoyal Pussyとかかな。
-おふたりとも感覚が似てるんですね。
SHO:最近は特にCYbER dYNEがアツいですね。
YU-$UKE:パンク系のブランドで、名古屋のブランドなんですけど。空き時間にそういうお店に行くのが、ツアーの醍醐味でもあるんですよね。
SHO:わかる!