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INTERVIEW

HAWAIIAN6

2016.05.16UPDATE

2016年05月号掲載

HAWAIIAN6

メンバー:YUTA(Gt/Vo) HATANO(Dr) GURE(Ba)

インタビュアー:荒金 良介

-前作『Where The Light Remains』(2014年リリースの4thアルバム)から1年9ヶ月ぶりの音源ですね。

HATANO:よくわからない1年9ヶ月でしたね(笑)。

-そうなんですか?

HATANO:ずっと何かをやっていたような感覚で、濃い時間だったなと。

YUTA:ほんと、よくわからないんですよね。

-前作以降、それまでと何が違ったんでしょう?

HATANO:歳を重ねていくと、いつまでやれるかわからないし、今のメロコア・シーンを踏まえても、思ったときに思ったことをやる方がいいなと。時間の使い方が変わったというか、そういうことに最も重きを置くようになりました。やりたいライヴはどんな期間でもやる。やりたいことは何があろうとやる。そんな1年9ヶ月でした。

YUTA:ライヴもそうですけど、普通に活動していましたからね。何があったかというと、それがわからなくて。

HATANO:まあ、バンドを動かすことに必死だったんでしょうね。濃くなかったところを無理矢理濃くする作業で、3年ぐらいかけていたことを、1年9ヶ月の間でやりました。なので1日でも早くやろうとした結果、これだけの期間が空いただけですね。メンバーも替わったし、前作の反省もあったから。

-なるほど。

HATANO:今回はミニ・アルバムの尺だから、曲のウェイトが必然的に高くなるじゃないですか。前作でやり切れなかったものを、どうやろうかと一生懸命考えてましたね。曲作り云々ではなくバンド作りを一番に考えました。今やるべきことや、今後このバンドがどう動けばいいのかなって。

YUTA:だから、曲作りは基本的に変わらないけど、より"バンドで作りたい"という感覚はありましたね。できた曲をバンドで崩す作業をしたり、ライヴの延長戦のような感じで作ってました。そこが違うのかなと。

-曲の元ネタはYUTAさんの提供ですか?

YUTA:そうですね、はい。

HATANO:ほぼ元ネタ通りですけどね。『BONDS』(2009年リリースの3rdアルバム)のころは、"あのメロディを変えよう"とか、わりと俺が口を挟んでいたんですよ。だけど、今はそれがこのバンドに合わないのかなと思って、『THE ANTHEMS』(2013年リリースのlocofrank、dustboxとのスプリット・アルバム)以降は出てきた元ネタに対して、よほど疑問に思わない限りは口を出さずそのまま進めました。

-GUREさんはどうですか?

GURE:曲作りをするのはこのバンドが初めてだったし、まだふたりにおんぶに抱っこみたいな状態が続いているけど。前作に比べたら、自分がこうしたいという部分も少しは出せたかなと。前は右も左もわからない状態でしたからね。

YUTA:俺ひとりでやってると気にならないところを、練り直すこともありましたからね。そういう意味では面白かったです。曲のキメとかそういう部分を練り直したんですけど、バンドっぽくなったのかなと。

-前作はHAWAIIAN6史上最も明るく開けた作風でしたけど、今作はダークさもない交ぜになっていて、楽曲に今の3ピース感が如実に表れているなと。

YUTA:みんな歳を取っていく中で、バンドに対する基本的な姿勢は変わらないけど、ちょっとずつ変化してきた部分もあって、バンドというものを意識するようになりました。俺もそうなんだけど、"HAWAIIAN6"というものを改めて見つめ直したんです。

-というのは?

YUTA:活動を始めたころの気持ちに戻るわけではないけど、今は何をしたいのかなって改めて考えました。

HATANO:今作がHAWAIIAN6にとって最後の分岐点になる気がしますね。前々作、前作はメンバーが替わった時期の作品で、やり方も極端に変えて、ああだこうだ相談しながらやっていたんです。このバンドの癖なのかわからないけど、頭を抱えたとしても、それを口に出さないでやってきたんですよ。でもそろそろ吐き出したいものが出てきたなと。疑問、不安、希望とか、いろんなものがあるけど、それを踏まえたうえで最後の分岐点かなと。今の自分たちを完成形に近づけるためにはいい時期だと思うんです。いい意味で、次はこうしたいと思う音源になりましたね。

-今作は必ずしも完成形ではないと。

HATANO:自分たちがバンドをやり始めたころは、こんな年齢になるまでインディーズでバンドをやり続けてるなんて想像もしなかったけど、嬉しいことにバンドをやれている。そういう意味で、自分の人生の中でバンドに対する思い入れはどんどん強くなりますよね。昔のようにノリではできないし、確信に変えないと続けられなくなってきた。それを考えるタイミングがこのCDなのかなと。相変わらずリリースするペースは早い方ではないと思うけど、それが今の自分たちの人生観ともリンクしてるんじゃないかと思うんです。