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INTERVIEW

HAWAIIAN6

2016.05.16UPDATE

2016年05月号掲載

HAWAIIAN6

メンバー:YUTA(Gt/Vo) HATANO(Dr) GURE(Ba)

インタビュアー:荒金 良介

-HAWAIIAN6としては来年2017年で結成20周年を迎えますよね。今作の歌詞にもこれまでの歩みを振り返るような内容もあります。

YUTA:まあ、言われるとそうですよね。意識して振り返ったわけじゃないけど、自分たちの現状を考える機会が増えましたからね。単純にここまでやってこられた感謝もあるし、まさか20年に渡ってバンドをやるとは考えてなかったし、どちらかと言えば何も考えずにやってきましたからね(笑)。周りの仲間にも恵まれたし、自然とありのままの気持ちを書きました。

-しかし、走り続けないと書けない歌詞ですよね。

YUTA:そこに至ることができたことは大きいですね。

HATANO:俺たちはラッキーだと思うんですよ。すごくいいタイミングでいい人に出会えたし。まあ、十数年一緒にやったメンバーが辞めて......その穴はとてつもなくデカかったですね。

-TORUさんのことですね。(※2011年1月を以って脱退)

HATANO:メンバー同士が肩を組んで、"毎日楽しいよね"という形でバンドをやっていたかと言うと、それとは真逆の世界でした。"なんでこんなことをやってるんだろ?"と思うほど、頭がおかしくなってたし。黙っていてもやれるのがオリジナル・メンバーの強みだと思うけど、メンバーが替わってから、もう一度新しい色をつけ直さなきゃいけない。その作業が難しくて。そのときに周りの人たちが手を貸してくれたんです。ある意味、俺らは周りの人たちがいてくれたから、今もこのバンドを続けられているのかなと。それに、東日本大震災が起こらなかったら、バンドを辞めていただろうし。あの地震でバラバラになりかけていたものがひとつにならなければならなかったから、自分たちのことばかり言ってる場合じゃないなと。そういう意味では走り続けてるというより、すっ転び続けて傷だらけだけど、まだ走り続けてる感じかな(笑)。もともとそういうバンドだから面白いのかもね。

-やはり新しい色をつける作業は大変ですか?

HATANO:"こうです!"と胸を張って言い切れる部分は、GURE加入以降もない。でも、どうしてそういうふうになれないかは自分でわかってるんだよね。たぶんGUREもYUTAもそれはわかってるだろうし、もっと苦しい思いをしなきゃいけない。そしたら、"バンド"という強い集合体になれるんじゃないかと。それに1日でも早く近づけるようにやるだけですね。

-新しい色がつかなかった理由は?

HATANO:さっきGUREも言っていたけど、右も左もわからなければ色はつきようがないし。良くも悪くも確信にならなきゃいけない。こいつが確信を持てるまでやって、初めて色が出てくるのかなと。俺らはHAWAIIAN6の先輩になるから、そこまで導かなければいけないし。簡単に言うと、"一緒に苦労しましょうよ"ってことです。

-メンバー3人の色合いを出す意味でも、前作以降は濃い時間を過ごす必要に迫られたと?

HATANO:そうですね。

-今作はHAWAIIAN6のひとつの武器であるツイン・ヴォーカル感が前面に出てきたなと。

HATANO:唯一違うのは、前作はコーラス録りのときにあまり口を出さなかったんですよ。でも今回は、GUREがコーラスを録るときに、俺の気が済むまでやらせたんです。"その歌い方は違ぇよ"って。それはTORUちゃんのときもそうやってたかな。

YUTA:そうそう(笑)。

-それは大きな変化じゃないですか?

HATANO:だけど、やらされてる感満載だからね(笑)。

YUTA:前作とは違うけど、決してこれが答えではないという感じかな。

-まだ途上かもしれませんが、コーラス・ワークは多彩になってますよね。

HATANO:自分たちが求めているものと、人に求められているものは、いかに熱くなれるかという"バンドの温度"なのかなと。それを2本のヴォーカルで再現したのが、このバンドの面白さだと思ってるから。今回GUREのコーラスに関しては、その温度が出るまでやらせたんですよ。音程が合ってるとか、カラオケがうまい奴じゃないんだから、そういうのはどうでもよくて。とにかく踊りながらでもいいから、絶叫してみろ!って言ってました。

-(笑)

HATANO:数々のポーズを取らせたよね?

GURE:そうですね。ブースからすごい指示が飛んできて。

HATANO:崖の上で叫んでいるような感じでした(笑)。振り返れば、『SOULS』(2002年リリースの1stアルバム)のときもTORUちゃんは素っ裸でコーラスやってたなと思い出しました。