INTERVIEW
MUCC
2014.05.12UPDATE
2014年05月号掲載
Member:逹瑯 (Vo) ミヤ (Gt) YUKKE (Ba) SATOち (Dr)
Interviewer:KAORU
-ベースについてはいかがでしたか?
Y:この曲を聴いて感じたのは、やっぱりKORNだったりとか。そんなにめちゃくちゃ聴いていた音楽ではないんですけど、その時代のフレーズの雰囲気を自分なりに解釈して弾いてみましたね。新曲のレコーディングなんですけど、いつもより少しラフな気持ちだった気がしますね。
-ドラムについてはいかがでしたか?
S:昔っぽいなーって。昔よくリーダーがアプローチしてた感じの曲ですね。綺麗に叩くんじゃなくて、生々しいというか。曲とヴォーカルとのギャップみたいなのも感じましたね。
-通常盤のTrack.3「前へ -In its true light-」は2002年にリリースした『葬ラ謳』に収録されている曲のセルフ・カヴァーですね。なぜこの曲を今セルフ・カヴァーしようと思ったのですか?
M:当時ライヴをやっていたわりと早い段階で、今のカヴァーした形になってしまったんです。『葬ラ謳』に入っているオリジナル・ミックスは、今のライヴでやっている感じとはかけ離れているんですよね。早い段階でリメイクしたいと思ってはいたんですけど、なかなかそういう機会もなくて。今回タイミング的にはばっちりだし、10年以上前の曲ですが、今でもMUCCのライヴの定番の曲としてやっている曲なので。
-オリジナル・ヴァージョンと大きく変更した部分はありますか?
M:基本的にはライヴでやってる感じを、そのまませーの!でやったので、そんなに大きく変えてはないですけど、間奏のところに今ならではのアプローチをしたり、ヴォーカルを足したりはしましたね。
-初回盤には14分のデモが入っていますね。
M:これは『World's End』と『HALO』のリード・トラックとカップリングのデモですね。前回もこういう企画をやって好評だったので。今回もオマケで入れようと。初回盤PVのDVD付だけだとありふれてるので。なんかパンチが欲しかったですから。
-最新のアー写も凄くかっこいいですが、プロデュースした方について教えてください。
M:昔よく一緒にやっていた7STARSっていうチームにお願いしました。かっこよくてロックなテイストでやってくれるので。
-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。
M:最近、日本のバンドが鳴らす音やスタイルも、洋楽と差がなくなってきていて、いい時代になってきてる感じがします。うちらは昔から長くやってる分、いろんな音楽の楽しみ方を知っているので、ちょっと変わった体験がしたかったら、触れてみてくれたら面白く感じてもらえると思います。激ロックを読んでいるような人たちが好きなような音も鳴らしてるし、この感じは初めてで新しいなって音もあるし、わりと面白いと思うので。
T:最近ラウド・シーンは盛り上がってますよね。いろんな若いかっこいいバンドがいると思うんですけど、ラウド・シーンの人ではMUCC聴いたことがない人もたくさんいると思うので、変なものに触れたいなと思ったらぜひ聴いてみてください。好き嫌いは分かれると思うんですけど、ホタルイカの沖漬けみたいな(笑)。好きな人はすごい好きみたいな(笑)。
M:チャンジャとかね(笑)。珍味なバンドです。
Y:インタビュー載ったきっかけもあるし、興味を持ってもらえたら嬉しいです。
S:ライヴに来てください!
-最近ラウドロック・リスナーで、MUCCが好きになったという声もよく聞きますし、去年出演したOzzfestでも反応も凄くよかったですよね。
M:意外とみんな受け皿は柔軟ですよね。あ、かっこいいじゃん、いいじゃんて、素直な気持ちでいてくれるから、面白いですよね。