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INTERVIEW

MUCC

2014.05.12UPDATE

2014年05月号掲載

MUCC

Member:逹瑯 (Vo) ミヤ (Gt) YUKKE (Ba) SATOち (Dr)

Interviewer:KAORU

-そして"Episode 5.「THE END OF THE WORLD」New Album Tour"があり、9月に国立代々木競技場第一体育館でのワンマンですね。

M:国立代々木競技場第一体育館の前に"Episode 6.「ARMAGEDDON」毎公演異なるアーティストとの2マンTour"が8月にあります。

-それではシングル「ENDER ENDER」についてお伺いします。私は今まで聴いたMUCCの曲の中で1番好きです。めちゃくちゃかっこいいですね!「Mr.Liar」の延長にあるというか、今のラウドロックの美味しいところを入れながら、MUCCらしさもあるという。この曲はいつできたのですか?

M:年明けくらいですね。アルバムの曲を作ってる流れの中で作りました。うちらのバンドの中にも流れがあって、新しいことをやってみたり、自分たちの元にあるフォークっぽい曲を出してみたり。アルバム『シャングリラ』以降のシングルの「HALO」と「World's End」の流れはフォーク感が強く、あまり着飾ってないロックっていうイメージだったので、3枚目のシングルの「ENDER ENDER」は、もうガチガチに激しいやつをブっ込みたいなって思ったんです。なんでもブっ込んで、差し引きもせず、はちゃめちゃな感じでやるのも久々でいいなと思って。昔へヴィなシングルを出してた頃とは気持ちも違うし、曲に対するアプローチの仕方も変わってきているので、今のMUCCがやったら更に広がるんじゃないかなという気持ちで作りました。

-ミヤさんから原曲が送られてきた時、どういう印象を受けましたか?

T:自分たちの作ってきた曲がかわいい中、やっぱり引っかかるものがあって。強いなーって。シングルとかアルバムに入ったら面白いなという印象でした。

Y:打ち込みが入る前の状態で聴いたんですけど、逹瑯と一緒で、強い曲だなと思いました。

S:僕もシングルで出すのは面白いなと思いましたし、すごく感動しました。

-ここまで激しい曲のシングルを切るのは初めてですか?

M:激しいシングルっていったら「アゲハ」っていう曲がありましたけど、それ以来。6年ぶりなのかな。

-凄く今の音が詰め込まれていて、同時代性を感じる曲ですよね。

M:10年後に"ああ2014年に作った曲だな"って思いたいんですよね。今ってすごく特徴的というか、例えばメタルコアって、悪い言い方をすればみんな同じ音に聴こえたりするし、でもすごく時代感があるなって。いろんな音が混ざりまくってて、今の時代を象徴する感じがあるし、MUCCらしさと両方出せたらいいかなって。

-「Mr.Liar」の時はミヤさんがシャウトをしたそうですが、今回は?

M:「Mr.Liar」の時は俺も逹瑯もどっちもシャウトしてました。今回は俺はシャウトはしてないですね。

T:シャウトはちょいちょい今までもやってましたけど今回はパートが多いです。「Mr.Liar」は、ツイン・ヴォーカルで交互にやった方が面白いんじゃないかっていうところで、振り分けたんですよ。

M:うちはクリーン・パートとシャウト・パートに分かれられないんで、変な感じですね。俺のできるシャウトと逹瑯のできるシャウトって変わってくるんで。俺はわりとハイ寄りな声質ですし。実はこの曲は元々全編シャウトの予定だったんですよ。でも途中でメロディックな方向に変えていって、もうちょっとコーラス的なアプローチに変わったんですね。