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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

SALTY DOG

2014.03.13UPDATE

2014年03月号掲載

SALTY DOG

Member:INGER (Vo) KENT (Gt/Prog) TOMOYA (Ba/Cho) TAKA-爺 (Dr)

Interviewer:小林 詩央里

-激ロック2月号にレビューも書かせていただきましたが、まさにエレクトロ×ラウドロックなキャッチーでヘヴィなサウンドだと感じました。日本詞、英詞の織り交ざったリリックも特徴的ですが、作詞作曲はどなたがされているのですか?

TOMOYA:基本的には僕とKENTで作曲しています。作曲のベースが固まったことよって最近ようやくSALTY DOGという音楽が確立してきたんですが、これまで本当に模索しましたね。

KENT:自分たちが好きなものと自分たちにできるものに相違があって。そこを上手く擦り合わせていくことに苦戦しながら、やっと僕らが目指すべき音を言葉で表現できるようになってきたので、それを意識しながら作曲しています。

TOMOYA:作詞をしているのも、日本語詞は僕とKENTです。英語詞の部分はINGERが書いてます。

-1曲を3人で作詞するというのは珍しいですね。

TOMOYA:そうですね。作曲していて浮かんだフレーズが日本語詞だったら、もう絶対日本語詞がいいんです。全て英語だと日本人には伝えにくい部分があるんで、そこだけは譲れなくて。例えばTrack.2の「Screams Within」はまさに、最後のサビで1番伝えたいことを日本語で歌っているんです。僕たちはジャパニーズ・メロディがすごく好きなので、"ここは日本語じゃなきゃダメだ"というのが明確にあるんです。

-先に日本語詞を作るんですか?そこにINGERさんが英語詞を加えていくような感じ?

TOMOYA:そうです。

-それですと、言葉の意味の繋がりも意識しますよね。

TOMOYA:曲を作るときに"こんなテーマで作る"というのが既にあるんです。それに向かって、作曲も作詞も進んでいきます。歌も日本語の部分はINGERに"日本語で頑張って(歌って)"って言って。発音的に難しい部分はあるんですけど、例えば"ジ"を"ディ"って言っちゃったり(笑)。

INGER:レコーディングの時困りました(笑)。

TOMOYA:でも俺らはINGERと違って英語詞が書けないんで。そこはお互いができることをやっていってます。

-それはこのバンドにしかできないことですよね。

TOMOYA:本当は俺も作詞したいんですけど。

KENT:いや、しなくていい(笑)。

TOMOYA:こうなるんですよ(笑)。INGERが他のことをやろうとしても"ちょっと待って"ってなったり。このバンドは役割分担がちゃんと決まっているんですよね。

-INGERさんは作詞、KENTさん、TOMOYAさんが作曲ですよね。TAKA-爺さんは?

TAKA-爺:僕はパーティー専門です。KENTが曲を作りますって時に、僕は酒を飲んでパーティーしてます。

一同:(笑)

TOMOYA:ドラムのフレーズも基本的にはKENTが作りこんで、TAKA-爺には細かいフィルとか、入れたいと言われたフレーズを相談の上でアレンジしてもらったりします。

-ヴォーカルのメロディもKENTさん、TOMOYAさんのおふたりが?

KENT:そうです。僕たちメロディにこだわりがあって。"一聴して覚えられるキャッチーでポップなメロディ"が僕たちの音楽のテーマですね。

TOMOYA:いつも、どっちが"神メロディ"を作れるか僕とKENTで勝負してて。

-2人も出してどちらかを採用、みたいな感じですか?

TOMOYA:一聴して歌えるのが"神メロディ"だから、どっちかとかで悩まないんです。いいメロディはすぐ覚えられるし、すぐ歌えるし、なにより心に響くんですね。いつもひとつのコード進行にメロディ50パターンくらい作るんですよ(笑)。

KENT:それを僕が"これちょっと違う""まだいけるでしょ、まだいいの出るでしょ"って。メロディが固まるまで1ヶ月くらいかかったりします。決定権はだいたい僕です。