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INTERVIEW

キバオブアキバ

2012.11.08UPDATE

2012年11月号掲載

キバオブアキバ

Member:MAY-E

Interviewer:ふとし (Vo) みつる (Ba)

MAY-E:Twitterで「曲にします!」って宣言したんですよね?

ふとし:その通りです。「謝罪黙示録」は、どうせ叩かれるし先謝っておこーと思ってコンセプトが決まりました。

みつる:そうそう。僕たちっていくら踏まれても生えてくるような雑草じゃないんです。

ふとし:ハァ?と言いたい所ですが、あえて意味を汲むと「逆雑草魂」ってやつですね。踏まれるくらいなら生えねーぞ!っていう。

MAY-E:踏みすぎたらもう生えてこないから、叩き過ぎないでねってことか。それでこの曲を。

ふとし:あとApocalypse(黙示録)とApology(謝罪)のアポ&アポっぷりにかねがね注目していました。まあ作詞していくうちにわりと別の意味合いも含んで来たんですけどね。

MAY-E:本当に、何でも歌詞にしてしまうんですね。

ふとし:歌詞のアイデアは具体的じゃないけどいっぱいあって、曲を持ってきてもらうと具現化するって感じですね。

MAY-E: へえ、じゃあ曲を聞いて膨らませるんですね。「全部宇宙が悪い」と「謝罪黙示録」には台詞が入るなど、またユニークなアプローチもあって。

ふとし:台詞は、「全部宇宙が悪い」が浅井で、「謝罪黙示録」は浅井&ヤカラです。プロのヤカラを連れてきました。

みつる:そうそうとびっきりのヤカラを。でも彼、本当はいいやつなんですよ。

ふとし:知らんけど

MAY-E:「全部宇宙が悪い」と「Oh, My Personal Computer Is Dead」は、キバの中でも尖った曲ですよね。

みつる:ありがとうございます。一番の褒め言葉です。

ふとし:みつるの内面がうまく出てる。メロディアスなクズって感じです。

MAY-E: クズはひどいwww

みつる:そうそう!サビで歌い上げて、Aメロで地面舐める的な。

MAY-E:みつるくんって、実はSですか?

みつる:ええと・・そうなんでしょうか。

ふとし:みつるはどSですよ。。というかMに耐えられない人。普通はどSの人ほど一定のM気質もあるように思うんですが、みつるにはそれがない。

MAY-E:わあ、やっぱりそうなんだ。キバオブアキバの楽曲制作のプロセスって、ひとりが一曲ずつ作り上げていくんですか?

ふとし:もらかみつるが母体作ってきて主に僕がわーっと口出す感じです。

みつる:僕ともらさんの作曲のアプローチがあまりにも違うので、今は別々で作曲して後で意見交換する手法に落ち着きました。でもなんだかんだふとしさんの意見で180度変わること多々です

ふとし:180度は言いすぎやろ!陰から陽やん!

MAY-E:うまい。

ふとし:この二人はルーツが似ているのに感性が全然違うそれがすごく面白いです。

みつる:もらさんは厳格な父親、僕は柔和なお父さんといったかんじでしょうか。

ふとし:ハァ?

MAY-E:でも今作の4曲を聞いても着地点が遠くないのは、ふとしくんがいるからってことなんでしょうか。

みつる:それはまちがいないと思います。

ふとし:そう言ってもらえるとありがたいですね。色々やるのとブレてるのは違うと思うので。

MAY-E:そうですね。みつる君ともら君の感性って、どんな風に違うんです?

ふとし:もらはこういうのやったことないしやってみたい!っていうチャレンジ精神とギタリストとしてのこだわりが前面に出てる感じです。みつるは、歌メロをある程度頭の中で構築しながら作曲するそうです。どんなメロなのか教えてくれませんけど。

MAY-E:なるほど。「全部宇宙が悪い」と「Oh, My Personal Computer Is Dead」のメロディは特に秀逸なのは、そのためですね。

ふとし&みつる:ありがとうございます。

MAY-E:そして、前作は“CD付き缶バッチ”、そして今作は“CD付き手ぬぐい”という形でのリリースですが、ライヴ=タオルみたいなところがある中で、タオルじゃなく敢えて手ぬぐいっていうのがまたユニークですけど。

ふとし:正直自分たちって音楽好きかもしれないですけどいわゆるライヴ好きというわけではなくて。ライヴ好きな人たちってちゃんとタオル持っててえらいなって。清潔感だなって。でも自分なら手ぬぐいかなって。