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INTERVIEW

ASKING ALEXANDRIA

2011.03.15UPDATE

ASKING ALEXANDRIA

Member:Sam(Ba) Ben(Gt&Vo) James(Dr) Cameron(Gt) Danny(Vo)

Interviewer:MAY-E

-あなた方とデビューしたのと同じ頃に、アメリカでもエレクトロを取り入れたメタル系のバンドが増えてきましたよね。今回のSOFで対バンした2バンドもアメリカのバンドですが、ASKING ALEXANDRIAのサウンドはアメリカの音楽シーンのほうがフィットしそうではありますよね。

Danny:確かにそうだね。実際、俺たちはイギリスよりアメリカでの方が人気があるんだからさ。

-バンド結成時から日本やアメリカでの活動を視野に入れていたんですね。

Ben:もちろんさ。俺たちの最初のツアーもアメリカだったし、アメリカで活動することは目標にしていたよ。日本に来るのも俺たちの夢だった。まさかその夢が叶うなんて思ってはいなかったし、思いがけない展開だったけど。今回はその夢が叶ってとても嬉しいよ。

-メタル×エレクトロなサウンドは、今や一種の流行のように扱われることもありますが、それに抵抗はありますか?

Danny:流行りやムーヴメントなんて俺たちは気にしちゃいないんだ。

James:ただ、俺たちがそのムーヴメントの一部として扱われて、そのムーヴメントと一緒に廃れていくのは絶対に嫌だね。俺たちにはロックンロールの要素があるから、きっと長生きは出来ると思うけど。

Danny:俺は、ハードロック・カフェで自分のTシャツが売られるような伝説的な存在になりたいんだ。息が長いバンドにね。

-なるほど。あなた方の言うロックンロールのルーツが、EP『Life Gone Wild』のSKID ROWのカヴァーに表れているという訳ですね。

Danny:その通り。実はSebastian Bachから連絡があって、アメリカで一緒にライヴをやろうって話になっているんだ!

Ben:詳しいことはまだ言えないんだけど、アメリカで一緒にプレイ出来るのが楽しみだよ。

-そうですか。クラブに通ってエレクトロにも精通しているとはいえ、あなた方のルーツとなっているのは、やはりロックンロールなんですね。

Danny:俺のルーツはそうだよ。BON JOVIが好きだったし。

Sam:QUEENとか、Guns N' Rosesとか......。

Ben:俺はEric Claptonだな。

Jemes:Guns N' Rosesみたいな、両親が聞いていたようなハードロックがルーツだと言えるね。

-そうですか。あなた方の地元であるヨークは、ASKING ALEXANDRIAのようなヘヴィなサウンドのロック・バンドが活動しやすい環境なんでしょうか?

Danny:いや、俺たちの地元には80年代の音楽を聴く奴なんて一人もいないよ。

Ben:俺たちがSKID ROWのカヴァーをやる意味は、ここにあるんだ。キッズにもう一度古き良きロックを再発見してもらうためにもね。

-なるほど。なかなかそういう目的を持った若いバンドって少ないので、とても嬉しいです。日本にも、なかなかルーツを遡って古いロックを聴くようなキッズがいないので。

Ben:まずは俺たちの日本のファンに、俺たちの原点はMOTLEY CRUEのような80年代のロック・バンドであることを強く言いたい。俺たちは彼らを聴いて育ったので、皆にも是非聴いてもらいたいんだ。今活動している若手のバンドは大抵80年代のロック・バンドを聴いて、影響を受けているものなんだから。

James:80年代のバンドでなくとも、俺たちのように彼らと似ているバンドを見つけて、どんどん聴いていってほしいな。

-そうですね。では、ASKING ALEXANDRIAの今後の野望を教えて下さい。

Danny:A DAY TO REMEMBERのようなバンドじゃなくて、俺たちはAEROSMITHのような伝説的なバンドになりたいと思っている。

Ben:皆の記憶に残るようなバンドにね。

Danny:まずは、今年の年末までにはニュー・アルバムをリリースしたいと思っているよ。

Ben:そうだね。もう曲は作り始めているんだ。