－以前、メール・インタビューで"ハードコアやエレクトロやポップといった異なるジャンルの音楽を融合させるようなアルバムを作ろうとした"と話してくれましたね。エレクトロを取り入れようと思った経緯は？

Ben：イギリスのクラブに行けば、どこでもトランスなんかのエレクトロ・ミュージックがかかっているんだ。すごく盛んな国だからね。そういう国で育つと、エレクトロがすっかり耳に馴染んじゃうんだよ。

Danny：そう。で、それをロックンロールやメタルとミックスしたら面白いんじゃないかと思ってね。ライヴではiPodでシンセサイザーを鳴らしているんだ。

－なるほど。じゃあライヴ・ハウスよりクラブの方に頻繁に遊びに行ってたり？

Danny：その通り。

－ではエレクトロで最近のお気に入りのアーティストはいますか？

Ben：DEADMAU5とかPRODIGYとかPENDULUMとか......

James：俺はハウスなんかのDJものをよく聴いているよ。DEADMAU5やPENDULUMみたいにネーム・バリューは無いし、かなりアンダーグラウンドだけれど、どれもとてもクールなんだ。

－なるほど。先日リリースされたEP『Life Gone Wild』にもリミックスが2曲も収録されていることも興味深かったんですよ。私たちが思っている以上に、あなた方はエレクトロ・ミュージックに精通しているのかなって。

James：そうだね。アルバム『Stand Up & Scream』はエレクトロの要素が少なくてメタル寄りなアルバムだった。

Sam：だからEPのリミックスは、エレクトロのファンにももっと満足してもらえるように収録したものなんだよ。

－今のあなた方を見るとロックンロールなファッションですけど、それなのにエレクトロを語っているなんて、とてもユニークですよね。

Sam：そうだね。だけど昔は、もっとハウスっぽい格好をしていたんだよ。

Danny：まあでも当時も俺たちはシーンからはみ出た存在だったと思う。

James：今でこそロックンロールなファッションだけど、特にこれと決めていることではないんだ。

－そういう意味では、ENTER SHIKARIもユニークな存在ですよね。

Sam：そうだね！彼らとは一緒にツアーをまわったことがあるし、交流もあるよ。

James：良い奴らだよな。

－BRING ME THE HORIZONとも？

James：彼らとは会ったことがないんだけど、彼らの音楽は俺たちも大好きだよ。この後のオーストラリアのサウンドウェイヴでは同じステージに出演するし、サイドショウでも一緒にライヴをすることが決まっているんだ。そういう風に、同じステージで交互に出演する機会が多いから、これから一緒にツアーしたりもするんじゃないかな。

Sam：そうなったらクールだね。