INTERVIEW
WATCHOUT! THERES GHOSTS
2010.09.06UPDATE
Member:Jordan Blake(Vo) Deej(Gt&Vo)
Interviewer:MAY-E Interpreter : 川崎たみ子
-激ロックFESの大阪・名古屋公演はいかがでしたか?
Jordan(以下J):とても楽しい時間を過ごせているよ。文化はアメリカとは180度異なるけど、人も食べ物もとても良いよね。唯一嫌なところ挙げるとしたら、ものすごく暑いところかな(笑)今回が初来日だけど、とても楽しいから是非また来たいと思っているよ!俺たちはカナダには行ったことはあるけど、あそこはほとんどアメリカと変わらないから。カナダを除いたら、アメリカ以外の国でのライヴはこれが初めてなんだ。でも、本当に楽しかったなぁ。
Deej(以下D):アメリカに帰りたくないね(笑)!
-そうですか。日本食には挑戦しましたか?
D:色々食べたよ。俺が好きだったのは、寿司と照り焼きチキンかな。アメリカでは生ものをあまり食べないけど美味しかったよ。
J:ampmやファミリーマートのレジで売っているチキンがすごく美味しかったよ。アメリカのコンビニで売っているチキンより全然本格的で美味しかったなぁ。あとは、コンビニのサンドウィッチも!ツアー中はずっと車で移動しているから、ご飯もコンビニで買うことが多いんだけど、日本のコンビニのサンドウィッチはすごく美味しかったから嬉しかったなぁ。あと俺たちは、生ものは普段あんまり食べないんだけど、日本の寿司はやっぱり美味しいね。一番好きだったのはエビの天ぷらだけど!今回日本では、偏見とかに捕らわれず本当に色んな食べ物にチャレンジしたよね。
D:タコとか、カニとかね。
J:そうそう!あと、お茶も、紅茶とかウーロン茶とか色々試してみたよ。日本は、温かい緑茶がおいしいって話を聞いたけど、気候が暑すぎて、それは飲む気になれなかったね(笑)
-今日も暑いですしね(笑)
音楽の話を過去を遡ってさせて頂きたいのだけど、JordanはA SKYLIT DRIVEで活動していましたよね。Deejは当時どんな活動をしていたのでしょうか?
J:うん。俺はA SKYLIT DRIVEでヴォーカルとスクリーミングを担当していたよ。このバンドで、俺は初めてCDのリリースとツアーを経験したんだ。2007年からA SKYLIT DRIVEとして活動したよ。
D:俺は、RETURN FROM EXILEっていうバンドでギターを弾いていたんだ。2007年から2009年くらいまでかな。ちなみに、昨日の名古屋の激ロックフェスで発表したんだけど、俺たちはTRANCESっていう新しいバンドを結成することに決めたんだよ。
-Jordanは、その後A SKYLIT DRIVEのヴォーカリストとして活動していましたが、WATCHOUT! THERES GHOSTSの活動と並行していた時期もあるのでしょうか?
J:それはないよ。俺がA SKYLIT DRIVEを脱退してから、W!TGをスタートさせたんだ。それでDeejは、彼が所属していたバンドを正式に脱退してからW!TGに加入したのさ。
-なるほど。A SKYLIT DRIVEのEP『She Watched the Sky』は当時とても大きな注目を浴びていただけに、JordanがASDから脱退したというニュースは、ファンにとっては衝撃的でした。脱退の理由は何だったのでしょうか?
J:原因を挙げるとしたら、俺の体調不良かな。実は、タトゥーのせいですごく珍しい血液の病気に感染してしまったんだ。それは肺まで伝染して、息をするのも困難になってしまったんだ。病院に行ったら、すぐさま1ヶ月入院しなさいと言われてショックだったよ。A SKYLIT DRIVEのメンバーとは良い友達だからこそ、バンドから身を引くことを決心したんだよ。俺の病気のせいでバンドの活動に支障を来すのはいやだったからね。それに、ちゃんと治療に専念して完全に治癒したら、俺はまた違うバンドで音楽活動ができると思っていたから。色々考えたけど、バンドのメンバーを待たせることが一番申し訳ないと思ったんだ。自分で言うのも変だけど、とても賢明な判断だったな、と思っているよ。
-そんな大変なことがあったのですね・・・。
J:うん。実は、退院後に歌うことやツアーに出たりすることを医者に止められていたんだけど…見ての通り、元気にバンド活動しているよ(笑)!
-今はもうその病気は克服しているのですか?
J:ほとんど治っているよ。病気になってからは、精神的に不安定というか、以前よりすごく感情的な、センシティヴな人間になったんだ。あと正直、昔と比べて心配性になったかな。物事や一つ一つの行動について真剣に考えたり、分析するようになった。あとは、俺は病気を通じて死にかけたから、当たり前の日常にすごく感謝できるようになったし、一人ひとりの人間、そして彼らの生き方や価値観をリスペクトするようになったよ。