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INTERVIEW

HEAD PHONES PRESIDENT

2009.10.01UPDATE

HEAD PHONES PRESIDENT

Member:Anza(Vo) Narumi(Ba)

Interviewer:ムラオカ

-こういう話って今まであまり聞いたことがないんですが、HPPのトリビアですね(笑)?

A:今回から言うようになりましたね。
5人いるメンバーの中で、ハートの部分で私とNarumiとは結構似てるんですよ、人間が。何も言わないでも分かるというか、もちろん他のメンバーも全員個性があって私に似ているところもあるんですけど、歌詞の世界では、映像になっているものが凄く彼に近いっていうところがありますね。最初はたまたま彼が英語ができるって言うだけで頼んでいたんですけど。

-歌詞の内容は?

A:今回はバリエーション豊かになってますね。歌詞の中にほとんど“DIE(死)”って言う意味があるんですけど、一つだけ言うとすれば、同じ“死”っていうことでも曲によって全く気持ちが違います。そこに関しては深く言ってしまうとどうしても固定観念を持ってしまうんですけど、なかなか歌詞を訳すのは難しいとは思いますが、そこは聴き手側の想像に任せたいのであえて言いません。ただ7曲目の「Sixoneight」に関してはLOUD PARK08でもやりましたし去年からやっている曲ですが、この曲は私の後輩が自ら命を絶ってしまって、その彼女に対して作った曲なんです。私たちがちょうどオーストラリアに行ったときに、私の部屋で軽くジャムをしていたんですけど、Narumiがポロンって弾いたベースのフレーズがきっかけでできた曲なんですよね。
歌詞をホントは用意していたんですけど、実際に歌詞を書いて歌ったら凄くうそ臭くてなってしまって、英語でも日本語にしても私の中ではそれが嘘になるから、“申し訳ない、生まれたままの言葉で良い?”ってメンバーの了解を得て、その曲だけは歌詞を英語では書いていないんです。その代わり私が彼女に宛てた手紙を英語で書いてるんで、それを読んでくれれば、どんなことを考えてこの歌を歌っているのかということを想像できるんじゃないかと思います。

-「Cloudy Face」では恐らくHPP史上初めて、ツーバスが入ってきますね?最初は驚きませんでしたか?

N:Hiroが持ってきた曲ですね。もともとは前作の頃からあった曲なんですけど、こういう曲も入れたいよねって話していたんですけど、まだバンドとマッチしていなくて保留にしていたんですね。それが今回やっと作品として残せたっていう。 A:すべてが変わったのがLOUD PARK08への出演なんですね。LOUD PARK08に出てからメンバーの意識的なものや考えも変わりました。パフォーマンスの一流のバンドと同じステージに立つことで自分たちに足りないものが気付けたし、自分たちが何をやればもっと成長できるかってことに気付けたんです。そういう変化が今回の『PRODIGIUM』だと思うんですね。多分1,2年前だったら「Cloudy Face」のような曲はやらなかったと思うんですね。ただLOUD PRAK08に出て新しいお客さんが凄く増えて、昔みたいに黙ってステージを見たいってお客さんもいれば、キャッチボールをしたいっていうお客さんも増えてきているので、それをまとめるにはどうしたら良いか、まあそこまで深く考えているわけではないんですけど、できた結果がこれだったっていうか、良い感じで自分たちの核も残せたし、新しい変化もできたかなっていうのが「Cloudy Face」でもあるんですね。あとは正式メンバーにドラムのBatchが入ったって言うのも大きいですね。