INTERVIEW
AGGRESSIVE DOGS / EDGE OF SPIRIT
2009.04.20UPDATE
Member:UZI-ONE(AGGRESSIVE DOGS / Vo)・SHO(EDGE OF SPIRIT / Vo)
-EDGE OF SPIRITが結成されたのは97年ですが、結成前からAGGRESSIVE DOGSのライヴを見る機会があったのですか?
S:俺が高校3年生くらいのときやったと思うんですが、梅田に今は名前がNOONという名前に変わっているのですが、CLUB DOWNというハコがありまして、ちょうどそこでAGGRESSIVE DOGSが出演していたのを見たのが初めてですね。その時に初めて聴いた「Counter Plot」を今回のトリビュートでどうしてもやりたかったんですが、SLANGに取られてしまいまして(笑)それが初めて観たライヴでしたね。
-バンド結成にあたってAGGRESSIVE DOGSからなんらかのインスパイアを受けることはありましたか?
S:当時、DOGSから直接受けたわけではないのですが、そのハードコアというジャンルを知り始めたときで僕の中でのバンド像というのがひっくり返ったときだったんですね。そういう意味では凄く影響を受けましたね。音楽をやりたいなと思った原因にはなっています。具体的に言うと、バンドというものは少しシュッとしている人間がやるものだと思っていたんですね。僕自身、シュッとした人間ではないのですが(笑)で、ハードコアのライヴでステージ上がっている人を見たらどう見てもチンピラかヤクザかって言うような風貌の人間ばかりで、そういう人たちが一生懸命やっているわけじゃないですか。普段道端で見かけたらアイツめちゃくちゃヤバいなと言うような人がステージの上で一生懸命やっていて、それに若い人たちが熱狂しているということがとにかくショックで、とにかく衝撃的だったんですよね。僕もあっち側に立ちたいって思ったのは事実ですね。
U:そのDOWNの時のライヴは今でも覚えているけどさ、凄く暑かったよな?あんときは永遠酸欠状態だった記憶があるよ。
-また対バンをしたことも限りないと思いますが、お互いに強く印象に残っていることがありましたら教えてください。
S:一番最初の頃かな、99年のUZIさんの地元で始めて一緒にやったときが一番印象に残っているかな。で、UZIさんがステージ上で九州のお客さんに対して俺らのことをスゲェバンドだって言ってくれたことが凄くうれしくて、今でも鮮明に覚えていますよ。
U:俺はやっぱり米子かな(笑)
一同:(笑)
U:高速のインターで待ち合わせてさ、待ち合わせしたのは良いけど道が分からんぞってなったことが一番印象に残っているね。あと、SHOの音楽に対する気持ち?すごくピュアなところっていうのは昔から、あの当時から全然変わらないよね。本当に。
S:変わんないっスね。
U:やっぱりSHOはそういう熱い気持ちがあるっていうのが俺の中に凄く残っているし、俺が嬉しかったのが、初めて買ったハードコアのCDはUZIさんのCDですって言ってくれたことが凄く嬉しくて、今も心の中に残っているよね。
S::有難いっスね。
U:そういう気持ちが残っていて、一緒にツアーを回ったり一緒にCDを出したり出来るわけじゃん。そういうのって凄くいいよね。さらにEDGE OF SPIRIT自身もドンドン成長していっているわけじゃん。でも、SHOはステージ上のMCでめちゃくちゃよく喋るよね(笑)俺は伝えたいことがあるときはめちゃくちゃ喋るけど、喋らないときはまったく喋らないんだよね。でもSHOは常にこう、グアーって喋るじゃん?
S:おしゃべりが好きなんですよ(笑)
U:それは熱い気持ちがあるからだと思うんだよね。だから印象が残っているところと言えば熱い奴だなというところが一番かな。
S:UZIさんとは普段から連絡を取り合って呑みに行ったり、遊びに行ったりするわけではないのですが、示し合わせたわけではなく定期的にライヴハウスでご一緒させてもらう機会が多くて、お互い確認しながら、俺はUZIさん相変わらずバンバンやっているなーと観察しています(笑)
-UZIさんからみたEDGE OF SPIRITはどのような印象でしょうか?
U:さっきも少し話したけど、年々上がってきているバンドのひとつだと思うよ。唯一、日本で海外と戦えるバンドだと思っているし、それは間違いないと思っている。俺とか、SHOくらいじゃないのかな?海外でライヴをやったり、海外で音を創るようになったバンドっていうのは。恐らくこのジャンルにおいては俺とSHOが始まりだと思っているよ。
俺は全編的に色んなことをしていくところがあるんだけど、SHOは自分がこれだと思ったものがあったらとことん突き詰めていくタイプだよね。でもさ、EDGE OF SPIRITのCDをバンド名を伏せて聴かせたら十中八九みんな海外のバンドだと思うよね。それくらいクオリティーは世界基準だと思うし、完成されていると思うよ。あと、初めてSHOからEDGE OF SPIRITのCDを貰ったときにすでに音楽の中に『和』の要素が入っていて凄いなと思ったんだよね。