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DISC REVIEW

Daylight

ADAM at

『Daylight』

Release Date : 2021-06-23
Label : ビクターエンタテインメント

CD : ¥2,750 → ¥2,379
amazonTOWER RECORDSTOWERHMV

ピアノ/ジャズ/インストのイメージを根底から覆す驚きの1枚だ。ADAM atの7thフル・アルバムは「カルラテン」からいきなりドラムで幕を開ける。メタルのエッジと軽やかなピアノが溶け合う曲調に面食らうばかり。さらに、SKINDREDのBenji Webbe(Vo)をフィーチャーした「ケイヒデオトセ」は、最もヘヴィな仕上がりで、ラガマフィン・ヴォーカルときれいなピアノが織りなすミクスチャーっぷりに衝撃を覚えた。もちろん従来のイメージを裏切らないダンサブルなものや、アメリカン・ポップスの爽快感を運ぶ「Spring Field」、タンゴのリズムを用いた「猫と竜」などバラエティに富んだ楽曲が勢揃い。ひとつのジャンルにこだわらず、好奇心と刺激性を追い求めた作風はオンリーワンと言えるだろう。 荒金 良介