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DISC REVIEW

THE END

Initial'Lの始動ライヴで発表され、その後正式な音源になっていなかった1曲「THE END」。ファンの間でも音源化のリクエストが絶えなかった本作が、時を経て"平成の終わりと新元号の始まり"に重ねて配信リリースとなった。前身バンドと現体制の間で揺れる心境を綴ったバンドのスタート地点と言える曲を、今の自分たちでリビルドしたことで、現在の充実ぶりを感じさせるような力強さに溢れている。カップリングには、1stシングル収録曲「MOON LIGHT DOWN」と「毒女」の2曲を、アコースティックでアレンジし、アンプラグド・バージョンとして収録しており、彼らの音楽的素養とピュアな遊び心が改めて窺える仕上がりになっている。 藤谷 千明