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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

男が女を唄うとき

前作『次回予告 俺たちが売れたのは、全部お前たちのせいだ』から半年。渋谷WWWでのワンマンを成功させ、なぜかヴォーカル青木の父(=JP青木)が作詞をしたり、父が作る名物食品"青ばん"といった、斜め上をいくフックに頼ることなく"バンド"の存在感を轟かせてきた。そんなノッている彼らの今を伝えるのがこのニュー・シングル。表題曲はJP青木の作詞曲だが、哀愁漂う昭和歌謡的歌詞を、憂たっぷりに歌いながらもタランティーノの映画ばりの派手さでサウンドを大回転させ、スリリングでロックンロールなドラマ仕立てとなっており面白い。Track.2はパンキッシュなシンガロング・チューン、Track.3はファンク的なビートやリフが冴えるミクスチャーなデモ曲。いい予感が詰まった熱い1枚。 吉羽 さおり