DISC REVIEW
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日本のラウド・シーンを牽引し、近年は海外での活動も盛んなCrystal Lakeの約1年ぶりの新作。前作『TrueNorth』より続く"静"と"動"の調和を追究した"クリスタル節"が満載だ。壮大な大地を想像させるかのようなアルペジオが特徴的なTrack.1「Apollo」、機械的な速さとすべてをなぎ倒す極悪ロー・サウンドを融合させたTrack.2「Machina」など、今までの彼らのサウンドを踏襲しつつも、さらにネクスト・ステージへ駆け上がった今作。言い換えるならば世界基準のヘヴィ・サウンドがここにある。結成15周年記念としての主催フェス"TRUENORTH FESTIVAL"開催も控え、これからもシーンのトップを走り続ける彼らの"今"を体感できる名盤だ。宮久保 仁貴